Gフレームで宇宙刑事3大母艦を造った勢いで、メタルヒーロー最後の変形母艦である時空戦士スピルバンのグランナスカを製作した訳ですが、今度はロボット形態のコンバット・フォーメーションの紹介。
カノン時の腰部分を更に90度回転させ、主翼部も廻していきます。
回転させた後で、主翼に別個に取り付けた腕部分を展開し、艦首部も180度回転。
そして頭部を出して完成。
このようになりました。
完成前後
背部に大きな塔のようなのを背負っているロボットでは、『重戦機エルガイム』の後半主役メカのエルガイムMk-IIがありましたが、特撮ではグランナスカ以外では見た事が無いです。
グランナスカは、腕部分が本体と離れている分、腕のアクションがイマイチ安定しないです・・・・。
頭部
変形都合と、Gフレーム制約でちっさ。
スピルバン「ナスカハイパークラッシュ!!」
と、威勢の良い掛け声ですが
グランナスカは、この背部が邪魔になる為、着ぐるみスーツは造られず、駆動ミニチュアモデルでの撮影となりました。
その為にアクションシーンは、前作のダイレオンに比べてぎこちなく、イマイチ印象だったし、ロボット形態での登場は、バビロス以上に少なかったです・・・・・・。
それはこのGフレーム版にもいえて、もともとあまり動かないグランドバースと比べても、どうにも扱いづらいデザインと製作になりました。
そして、バビロス同様にこのグランナスカもGフレームのサイズ都合上、ホバリアンとガイオスの格納スペースも無いので、こちらの2大メカも結局製作出来ませんでした・・・・・・。
だからスピルバン本編でも、シャイダーと同様に、ビッグマグナムならぬ、ビッグバン・カノンで的母艦に止めを刺すシーンがもっぱらでした。
前作ジャスピオンでは、ダイレオンと巨獣の巨大戦がメインになった事で、それまでの宇宙刑事に見慣れていた人には賛否を買った理由もあったせいか、スピルバンは等身大戦メイン、巨大アクション減少という方向に走りましたが、これがまたパワフルな巨大戦が見られなくなった事がネックになったようで、グランナスカは最終回直前で故障して可動不能になってしまっただけではなく、次作のメタルダーでは、母艦や巨大メカ自体が廃止されてしまいました。
そうした事で、逆にアクションやストーリーが締まったというのもありますが、メタルダーの場合は高尚な大人向けドラマと地味な作風もあってか、放送短縮打ち切りになってしまい、上手くはいかないものだという事をつくづく実感させてくれます・・・・・。
次回はラストの締めとして
今まで造った母艦達と比較。