たまには植物紹介
クワガタを探して、林の中を彷徨っていると、林の渕の薄暗い大木の根元にありました。
調べると、ギンリョウソウモドキらしく、「もう秋なんだ・・・・」と感じさせる事を再確認させてくれたと思えます。
ギンリョウソウモドキ Monotropa uniflora
ツツジ目 ツツジ科
山地の湿気のある暗い山林などに生えるギンリョウソウ Monotropastrum humile に似て、近い種類の植物だが、ギンリョウソウが初夏に開花するのに対し、晩夏から秋にかけて花を付ける違いがある。その為、「秋乃銀竜草(アキノギンリョウソウ)」という別名もある。
菌生植物であり、大木の根元や、湿った暗がりのある林床に着生するが、土から栄養を摂取する事は出来ず、共生している菌類から栄養を貰う事で生育している。
ギンリョウソウとのもう一つの違いは、ギンリョウソウが液果と呼ばれる果実を付けるのに対し、本種は蒴果と呼ばれるものを付け、その後には上を向く特性がある。