秋になって眼に付いたハナアブ類
ノコンギクに、シマハナアブが来ていました。
セイタカアワダチソウには、
沢山の
シマハナアブが見られました。
縞模様が目立ちます。
ヒラタアブもいました。
オオハナアブも、やってきていました。
ハラナガハナアブのような種類も居ましたが、種判定は出来なかったです・・・・・(後ろ脚形状が見えなかったので)。
そういう具合に、ハナアブも秋の恵みに有り付くかのように花に集って蜜を嘗めていましたが
待ち受けていたかのように巣を張っていたオニグモの餌食になってしまう光景も見られて、ハナアブ達にも危険が付きものだというのが、実感でした・・・・・。
シマハナアブ Eristalis cerealis
節足動物門 昆虫網 双翅目 ハナアブ科
ハナアブ(ナミハナアブ E.tenax)と共によく見られるハナアブで、ハナアブより一回り小さく、11~14mm程となり、春から秋にかけて発生する。
ハナアブとよく似ているが、腹部丈夫の三角模様が目立ち、そして名前の由来である縞状の数本の線が入ることで見分けが付く。生態的にはハナアブと同じで、成虫は花の吸蜜に訪れ、幼虫は汚水の中で、腐殖物の栄養分を食べながら成長する。
ハナアブ類は、名前に「アブ」と付くものの、人を刺す事は無く、現在ではアブよりはむしろ、イエバエ類などのハエに近い種類とされている。
オオハナアブ Phytomia zonata
節足動物門 昆虫網 双翅目 ハナアブ科
黒い体色と複眼に、腹部にある鮮やかなオレンジ模様が目立つハナアブの一種で、ハナアブやシマハナアブなどと並んでよく見られる普通種。
体長は11~16mmとハナアブと同じだが、「大花虻」という名前通り、ハナアブよりも横幅があり、身体付きがハナアブよりも膨らんでボリュームがあるように見える事から名付けられた。
生態的にはハナアブと同じで、幼虫は汚水の中の腐殖物を栄養源にして育ち、成虫は吸蜜の為に様々な花に訪れる。ハナアブよりも数は少ないように見えるが、都会などでも見かける事がある普通種である。
ハナアブ類は、ミツバチ類よりも耐寒性が強く、11月や、3月上旬でも見られる場合がある。