伝説巨神イデオン40周年記念第25話
ソロシップはキャラル軍に協力を求めた。そに間にギジェはイデオンに潜入し、手に入れかけるが、コスモ達の妨害と奮闘によって、ギジェはまたしても敗れるのだった。
ソロシップとイデオンはダラムの本体を叩くべく、攻撃準備をするのだった。
ダラムの本隊を叩くべく、ソロシップとキャラル軍は協力して攻撃準備に余念がありませんでした。その最中、コスモはキッチ・キッチンに「ソロシップへ来ないか?」と誘ったり、キャラルの残った人々を守る使命に燃えていました。キッチンへの好意を見え隠れさせながら・・・・・・。
その頃、ダラム・ズバの基に、本国へ帰還したハルルから、デロ・ザンを返却されたついでに、ジグ・マック二機を補給で送られました。そんなハルルの行為に、ダラムはハルルの自分への素直になれない気持ちを抱いている事に可愛さを覚えながらも、一方で事態の急変を悟っていました。ハルルの父ドバが、親交のあるオーメ財団総裁であるギンドロ・ジンムと組むという事も。
キャラル残存戦力と共に、宇宙へ飛び立ったソロシップは一路、ダラムの乗るガブロ・ザン目がけて突き進んでいました。それを見たダラムは直ちに防戦態勢に入ります。
ダラム「私も甘いな!攻撃する側が常に優位に立つという先入観を持ちすぎていた、攻撃する権利は敵にもある事をな!」
ソロシップもイデオンも、そしてキャラル軍も猛烈な勢いで攻撃を掛けてきて、中には死を恐れない特攻まで行う光景にダラムは、敵異星人の必死さを感じ取っていました。
ダラム「カミカゼ!そんな事までやるとは、ロゴ・ダウの異星人奴!この戦闘で我らの追撃を絶つ覚悟か!!」
一進一退の攻防が続きますが、キャラル側の被害も甚大で、キャリオカは全て撃沈されてしまいました。そして、イデオンも戦闘中に被弾し、コスモも重傷を負ってしまいます。
コスモ「う・・・・・・撃たれた!やられたっ!!」
しかし、どちらかが全滅するまでは戦闘が終わらない事で、コスモは傷に構わずに突撃します。
コスモ「戦いはこれっきりにするんだーっ!!」
イデオンはバリアーを全身から出してダラムのガンガ・ルブを体当たりではじき飛ばし、そのダラム機はソロシップの主砲で破壊されますが、ダラムはどうにか脱出します。
ギジェ「このままでは、俺を拾ってくれたダラム・ズバに対して、申し訳がたたん!!」
猛攻で、ガブロ・ザン、デロ・ザンとも轟沈しますが、ギジェのガンガ・ルブがイデオンに核爆弾を仕掛けようと接近してきて、それに気づいたコスモは、イデオンに取り付いたギジェを見つけ、モエラとカーシャに爆弾の回収を任せて、負傷した事に構わずにギジェを食い止めるべく一騎打ちを挑みます。
コスモの奮闘の甲斐あって、モエラとカーシャによって無事爆弾は見つけられましたが、まだギジェが来る事で、コスモは最後の気力で、コクピットで戦います。
コスモ「下がるな!!どうせ死ぬなら、最後まで戦ってやろうじゃないか!!」
ガンガ・ルブに捕まりながらも、イデオンはドッキング・アウト!
3機で集中攻撃を加えて、遂にギジェのガンガ・ルブも撃破して、やっと戦闘は終了しましたが、それと同時に重傷のコスモも昏倒してしまいます・・・・・・。
キャラルで、ソロシップの帰還を待ちわびる非戦闘員達でしたが、ダラムの脱出カプセルが降下してきた事には気づきませんでした。それを知ったキャラル戦災孤児のトムは、キッチンが止めるのも聞かずに攻撃をしかけますが、ダラムの銃が火を吹き、その銃弾がキッチンの身体を貫いて、彼女の命を奪いました・・・・・・。
重傷で目覚めないコスモを抱え、キッチンが異星人に殺された事を知ったソロシップは、このままキャラルに留まることは、キャラルもソロシップも危ない事を知って、直ちに出発の準備をします。そうした中、カララが突然、全天宇宙図に映し出した見知らぬ星、それはカララ達バッフ・クランの母星でした。
カララ「あなた方が、苦しむ姿を見るのに忍びなくて・・・・・・・。」
カララはコスモの身体に合う血液がないことと、カララの血がコスモの血液に合うことから、輸血を頼まれます。そしてシェリルは自分達の地球と、バッフ・クランの地球のある場所が、ソロ星を挟んで丁度対極の位置にある事に、不気味さを覚えるのでした・・・・・・。
コスモはまだ、キッチ・キッチンの死を知らない。
そして、新たな力が生まれつつある事も、まだ誰も知らなかった・・・・・・・。
ソロシップはイデの解明に向けて地球へと向かう。だが、バッフ・クランのドッキングメカが行く手を阻んだ。
対イデオン用新兵器ゲルが、コスモ達を地獄の苦しみに陥れる。イデオンのパワーは、ゲルを乗り越えられるか。
次回『伝説巨神イデオン』、「死闘・ゲルの恐怖」
スペース・ランナウェイ!!