zojurasのブログ

たまには、玩具のクワガタムシで

ミヤマクワガタのエゾ型を中古屋で見つけました。

バンダイのガチャガチャのくわがた07のミヤマで、くわがたガチャ2のミヤマ(こちらはフジ型)のような翅の差し替え展開ギミックは省略されています。

多少のポーズ付けも出来ます。

昔の食玩の金色メッキのミヤマと

 

今の商品の方が生物感が違いますが、ただ、頸節の棘が目立たないのが惜しい。

エゾ型特徴で

基部の内歯が小さく、大顎先端の開きが大きい。

大きさとしては、10cmちょいとなり、日本のミヤマでこんなサイズのはいませんが、ヨーロッパミヤマクワガタ Lucanus cervus の亜種では、トルコとシリアに生息する世界最大種であるアクベシアヌスミヤマクワガタ L C akbesianus  と、シリアに住むユダイクスミヤマクワガタ L C Judaicus の最大個体では丁度その位のサイズになります。

そこで思い付いたのは、このミヤマフィギュアをベースに、世界最大級クワガタ2種を造ろうという事でした。

これをベースにして・・・・

出来たのがこちら

アルケスツヤクワガタです。

大歯型の最大級サイズとして改造。

顎の内歯を削り、頭盾も落として、ツヤクワガタ特有の頭部左右の鋭角突起も付けて再現。

アルケスの他にもう一種

インターメディアツヤクワガタも造りました。

インターメディアらしく

基部内歯追加。

そういう具合に製作。

左がアルケス、右がインターメディア

アルケスとインタメの違いは、大顎の他に

アルケスは、真横から見ると、胸部下が出っ張っていて

インタメはこのように張っていません。

そうした違いも加えながら

改造したのでした。

右端がベース素体。

という改造でした。

今年は灯火採集も芳しくないですが、取り敢えず来たのは

ミヤマクワガタ

立派に見えますが、6cmにならないので、あまり大きくない個体。

 

灯火に飛んできた証で、後翅が露出しています。

灯火に飛んでくるのは、大ぶりサイズは少ない模様。

今年は、灯火はあまり効果無しかも?

飛んでくるのは、中型個体多し。

ノコギリクワガタも飛んで来ました。

中型個体です。

ノコも小ぶり多し

そんな感じですが

水牛型もいました。

立派ですが、6cm未満

物足りない・・・・。

メスも来ました。

ノコメスは今年は多いようで、少ない。

採る場所の違いはあれど

去年より少ないかな・・・・・。

今年はとある事情で、あまり昆虫採集が・・・であります。

そんな中でコクワガタ。

灯火に飛来したのでした。

40mm近くで

結構立派なコクワ。

来てくれたのは嬉しいです。

こちらはメス。

このメスも結構立派でした。

外灯、今年はどれくらい出来るか・・・・・。

真夜中の灯火採集で、クワガタを探していると、

ヘビトンボの他に

クルマスズメを見ました。

 

スズメガも飛んでくると、何気に注目します。

クルマスズメ  Ampelophaga rubiginosa

節足動物門 昆虫網 麟翅目 スズメガ科

日本全土に分布する大型のスズメガで、翼長100mm近くになる。

背中に白い筋が一本入っていて、翅の部分に円状の模様が重なり、それが車輪のように見える事から、そう名付けられた。

生息範囲が非常に広く、ロシア南部から、中国、インドネシアにかけて生息している。日本産は九州以北に生息する原名亜種のA r rubiginosaの他、対馬亜種や屋久島亜種に分かれるとされているが、個体変異は少ない。

ブドウ科の植物が幼虫の食性であり、幼虫は、緑や、赤色、茶色などの体色に分かれる。

蛾を嫌う人は多いかと思うし、夜間の灯火採集でも蛾は邪魔っ気ですが、それでも、昆虫好きとしては、個性的な蛾には、ついつい目を向けます。

こういう蛾もいれば

シロヒトリのような蛾も。

大きいガでは、エゾシモフリスズメ。

そうした種類の他に

キマダラオオナミシャクと、フキトリバとの2ショット。

 

シロヒトリ Spilosoma nivea

節足動物門 昆虫網 麟翅目 ヒトリガ科

日本全土に分布する大型のヒトリガで、開長は70mmを超える。名前通り、翅は白いが、たまに黒い模様が入った個体も見つかる場合がある。脚裏と腹部の横が鮮やかな紅色のように見えるのも特徴となる。主に夏場に発生する。

外来種でかつ、害虫として有名なアメリカシロヒトリ Hyphantria cunea よりは遥かに大型で、成虫になると何も食べない。幼虫はタデ科の植物を食べ、見晴らしの良い草原に昼間は潜み、夜になると飛翔し、灯火にやってくる事も多い。  

キマダラオオナミシャク Gandaritis fixseni

節足動物門 昆虫網 麟翅目 シャクガ科

鮮やかなオレンジ色と黄色の混じった大型のシャクガで、開長50mm程度になり、日本全土に生息。

幼虫はマタタビ科や、アジサイ科の植物を食べて成長する。

シャクガの仲間でも美しい種類の一つで、初夏~秋にかけて現れ、オスには暗褐色の紋が前翅に現れるが、メスはオスよりも色合いが悪くなる。

灯火によく飛来する。

フキトリバ  Pselnophorus vilis

節足動物門 昆虫網 麟翅目 トリバガ科

日本全土に生息し、開長は2cmを越える程度の小形の蛾で、3~8月の間に発生するトリバガの一種であり、白い前翅に、後翅に茶色が混じる事で、「マダラトリバ」という別名もある。トリバガのトリバとは「鳥羽」という意味で、後翅が房状になっておいて、それが鳥の羽根に似ている事から名付けられた。

名前通りフキ等のキク科植物を幼虫は食べて成長するが、成虫になると何も食べない。昼間は草陰で翅を畳み上から見るとT字状になって静止しているが、夜間に灯火に飛来する事も多い。