木への愛着心 | 一般社団法人福岡県古民家再生協会

一般社団法人福岡県古民家再生協会

文化的価値や建物の耐久性を元にして家屋の価値を評価します。
古材を活用したリフォーム・新築を進める事により資源循環型の社会に貢献します。

「木は炭素の固まり」といわれます。
全く炭素だけというものでも有りませんが木材は、炭素50%、酸素44%、水素6%で出来ていてるといえます。



それに比べ私たち人間は酸素65%、炭素20%、水素10%、窒素3%です。
これらが水分60%、タンパク質15%、脂質20%と、その他のミネラルに構成されています。

単に木は炭素、人(動物)は酸素が主だといえます。つまり、私たち人間はこの自然界において酸素を取り込み、植物は二酸化炭素を取り込み酸素を排出することで炭素を蓄えているのです。

そして、樹木は炭素と酸素そして、水素と水素の元素をセルロースとヘミセルロースとリグニンという物質に組み上げて構成されています。

セルロースとヘミセルロースでつながれて樹木の細胞膜を形成し、これを束ねるのがリグニンの役割と言うことになりますかね。樹木のこうした強さの基本は、こうした構成にあります。
自然界で繰り返されるサイクルは私たち人間に大きな影響を与えてくれます。それは、愛着であり癒やしなのかもしれません。


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