家を守ってくれるのが屋根ということになります。実際、屋根というのは建物の中でも最も過酷な条件にさらされている場所でもあります。
現在の家の屋根は多種多様の中でも材が使われていますが、日本の夏場の屋根材の表面温度は70度にもなります。
また、雨が多い気候風土の中で発達した日本の屋根というものは素晴らしい機能を持っていると思います。
焼き物の中では比較的低火度の部類に入るのが瓦ということです。
焼き方のポイントは、ご飯を炊く場合と同じく、「あぶり」と呼ばれる工程に時間をかけ、「本炊き」は高温で長く炊き込み、最後の「練り炊き」はゆっくりと芯まで焼成するように徐々に炊き下げていく。
そうするとご飯と同じく、表面の粒子が立って、色艶よく、芯まで焼成仕切った良い瓦になります。
これこそ、正にご飯と同じようです。
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