今日で3日目の解体となります。まだ機械は入れず手による解体です。
廊下や柱も良い味を出しています。手入れの良さがわかります。
ひとつひとつ丁寧に取り外していくため、根気が要ります。 書院もまだまだ立派なものです。
付書院は一階と二階にそれぞれあります。
形としては妻板書院です。 妻板を屋久杉の5分板を使って有るようです。
柱や地板は欅を使っての造りで横の床の間の地板も一枚板の欅です。天然素材をふんだんに使用してある取り外しにも時間を要します
今でこそ書院は座敷飾りのひとつとして見られるふしが有りますが、鎌倉時代には机を作り付けにして読者の場所としてたようです。
書院を床の間手前ではなく、床の間の庭側壁部分まで取り込み配置する形式のものを取り込み書院と呼び、付け書院・平書院のいずれにおいても使われます。