2015年3月3日火曜日 午後
時間が経つのは早いもので、今日もいつものメンバーと昼食タイム。
いつものメンバーは、私、香織、同僚の北川涼子、同じく同僚の佐伯由美子の4人。
とくに仲良しって言う訳でもなく、何故か気が付くと一緒にいる感じ。
リーダー格の香織が、食堂の入口にあるメニューを見て皆に話しかける。
「皆、今日は何食べようか?日替わりとか美味しそうじゃない?」
そんな香織の言葉に皆が話し出す。
「今日の日替わりは何かな?」
「今日は、ジャンボハンバーグにサラダ、ヘールシーな五穀米だね。」
「そのメニューおかしくない?」
「どうして?」
「サラダと五穀米はヘルシーでわかるけど、何でジャンボハンバーグのトッピングなの?バランス悪くない?どうせなら全てヘルシーにしてくれない?」
「そう言われるとそうだけど、何せ社食だから仕方ないんじゃない。」
「さあ皆、決まったなら食券買うよ」
こんな会話をしながら食堂の窓際の奥のテーブルに腰掛けた。
「いつも関心するんだけど、この窓凄いよね。このビルには窓がないのに食堂と各階のラウンジルームには窓があるように見えるし。」
「そうだね、最新技術の窓風のスクリーンで、外の景色を映し出しているらしいね。会社も金があるからね。」
こんなお喋りを続けいると涼子が私に話しかけてきた。
「梨沙、食欲ないね。どうかした?」
そんな涼子の言葉に、私はとまどった感じで言葉を返した。
「昨日、会社帰りのデパートでちょっとした出来事があって、それが妙に気になっちゃって食欲沸かなくて。」
「身体も何か冷えてて、風邪でもひいたかな」
この会話を聞いた皆が、私に話しかけてきた。
「仕事も忙しいから身体も弱ってくるよね」
「今日は残業しないで早く帰ったほうがいいよ。私も付き合うから。」
「じゃ梨沙の体調がよくなったら週末は女子会で飲み明かそう。」
「もう週末の予定決めるの?早くない?」
「さあ皆、そろそろ仕事の時間だからデスクに戻らないとね。」
こんな会話をしながら、急ぎ足でデスクに戻る。
この日を境に、私の身体の奥深くに眠っていた何かが確実に動き始め、私の意思を超え止める事ができなくなった。