今日は会社を休んで長男とともに横浜のメンタルクリニックへ向かいました。

 

就活を控え、長男に発達障害があるのか否かを診断してもらうのが目的でした。

 

長男は高校生の時、学校に行きづらくなった時期があり、メンタルクリニックで知能検査・心理検査を受けた結果、知能には全く異常ないタイプの発達障害の可能性があると言われたからでした。

 

予約してあったにもかかわらず、とにかく待ちました。

 

その上、長男と臨床心理士の長い面談の末、ようやく医師との問診に。

 

医師は長男にいろいろな質問をしていきましたが、結論はグレーゾーン。

発達障害を完全否定はできないものの、発達障害者扱いで世渡りするほどのレベルでもないというのです。

 

長男には社交不安障害が見られるというのですが、知能検査もしないで問診だけで断定したことには素人ながら唖然とさせられました。

 

驚いたのはこの後の展開です。

 

 「就活ってね、結構メンタルを擦り減らすんですよね。」

 「自己PRしたのに、圧迫面接で否定されたりとか、いろいろとね。」

 

何だか医師らしくない発言だなぁとは思っていました。

 

 「そうするとね、メンタル弱い人は鬱傾向になること多いんですよ。」

 「就活に備えて、弱い抗うつ剤処方しますよ。週一で通院してください。」

 

何一つ鬱症状などない長男に医師はそう説得をはじめました。

思わず私は

 

 「先生! 息子は鬱じゃないですから。発達障害か否か診てもらいたくて今日はここに来たので・・・」

 

というと、私の言葉を遮るように

 

 「お父さん! 息子さんは20歳過ぎた大人です。私は息子さんに伺っています。」

 

とあくまで息子の意志を知りたいという医師。

しかも、殺し文句に医師は変なことも付け加えました。

 

 「本当にね大変なんですよ。メンタルやられて就活できなくなったら困らない?」

 

これには長男も動揺した様子で

 

 「それなら・・・薬を貰っておいた方がいいかなぁという気もします。」

 

という返答。

 

瞬間、私は金儲け主義の精神科医なのだと悟りました。

発達障害か否かの診断では一元さんもいいところ。

何か理由付けて投薬、通院させれば保険点数をはじめ病院経営にも寄与できます。

 

だからと言って何の症状もない人間に精神系のクスリを処方しようとする医師の姿勢は不信感しかありません。

 

 「何か症状出たらでいいんじゃないか?」

 「何でもないのに、やたらにクスリは飲まない方が俺はいいと思うよ。」

 

私が長男にそう言うと、ようやく息子は「クスリはまだいいです。」ということになりました。

 

 「そうですか。少しでも調子悪くなったら、すぐ来てくださいね。」

 

医師はそう言って納めましたが、発達障害のことよりも鬱病になり易いから、という方向に話を持っていこうとする姿勢には驚かされました。

 

メンタル系なので心を病む前にクスリを飲むという行為が当然のように思う人もいるとは思いますが、これは大きな間違いです。

 

「症状はないですけど、念のため〇〇飲みましょうね」

 

コレは昭和時代に問題となった行為ですが、メンタル系はこうしたことが未だにまかり通っているようです。

 

日本の精神科は人権無視、薬漬け医療の典型だという批判を受けて久しいですが、オシャレでトレンディな建物に入った美しいメンタルクリニックでも中身は酷いものだと実感させられた一日でした。

 

あんないい加減な医師のところへは行けないので、また振り出しになってしまいました。

 

皆さまも医師の言うことに妄信せず、常に真実か否か信頼できる医師かどうかを吟味して付き合うようにしなくてはならないと思います。

特にメンタル系はいい加減な医師が他の医療より多い気がします。