今日は心臓手術に向けての入院説明と術前検査のひとつ、造影剤CT検査のために会社を休んで病院に行った。

 

入院時の院内ルールや入院誓約書など事務的な話もあるとのことだったので妻も一緒に同行してもらった。

 

造影剤CT検査は少し時間がかかるようで、すぐに造影剤を入れるためのポート(やや太い針)を腕に刺し、その針を刺したままの状態で入院に際しての説明を受け、CT検査の準備ができるまで2時間ほど待つこととなった。

 

待っている間、何回もすれ違う看護師から

「大丈夫ですか?」

という声をかけてもらっていた。

 

私は造影剤ポートの針を刺したままだったので、嫌な感じが顔色に出ているのだろうと思い、何度も「大丈夫です」とこたえていた。

 

しかし、よく見ると看護師の視線は私ではなく傍らにいる妻に向けられていて、「大丈夫ですか?」は私ではなくパーキンソン病の薬の副作用で辛そうにしている妻への言葉だったことに気が付いた。

 

病院事務員の入院説明の際には、思いっきり心臓手術を受けるのは顔色が良くない妻だと思われていて、書類の名前見て「えっ、ご主人が手術を受けられるのですね」とまで言われる始末だった。

 

妻のパーキンソン病の薬は変えた方がいいのかも知れません。

 

 

さて、その造影剤CT検査。

いろいろと事前に脅かされてビビってしまっていた。

 

「造影剤を入れるとカァーと熱くなりますが、驚かないでください」

「まれに咳が出たりして、重篤に陥ることがあるので、その時は言って下さい」

 

また造影剤CT検査の承諾書の文言に"稀に死亡するリスクがあります"とあったり、訴訟を意識してのことだろうが、患者を不安にさせることの連発だった。

 

で、実際にやってみると散々脅かされたカァーとする熱さは、ホワッとする程度の熱さが2~3秒ほど。

それよりも、撮影の際に息を止めてというのが30秒近くあり、よっぽどそちらの方が苦しかった。

 

この後、脳のМRI検査や歯科検診など心臓手術に向けた検査や準備が着々と予定されている。

手術は1カ月後の12月後半の予定。

 

術後はしばらく、管だらけで身動きできないと言われてまたまたビビっています。

 

「やっぱり辛そうだから、手術やめます」

 

って言えない雰囲気にドンドンされているようにも感じます。

工場のベルトコンベアに乗った加工品のようにも感じています。

 

嫌だ、嫌だ、回避したくなってきました。

今の正直な感情です。