今日珍しく、

 

「賃貸マンション管理の仕事を希望されていたなら、うってつけの案件があります。」

 

と転職コンサルから電話連絡が入りました。

何の仕事かと尋ねると、要するに家賃を滞納した人を部屋から追い出す手続きの仕事をやる気はないかという内容。

 

先月の半ばに東京の杉並で起きた、家賃滞納による立ち退きで起きた殺人事件で被害に遭った保証会社のような業務です。

 

「それって、先月杉並で起きた強制立ち退き殺人と同じ仕事ですよね?」

 

と尋ねると

 

「まぁ、そういうことになりますが、あんなことは稀。滅多に起きませんから。」

「交通事故に遭ったようなものですよ。気にする人なんていません。」

 

と軽く受け流されました。

 

家賃滞納者を強制退去させること自体は裁判所の執行官の仕事なので、保証会社は立ち会わないのですが、強制執行に入るまでのやり取りは保証会社がやることになります。

 

杉並の事件も真っ先に襲われたのは保証会社の人だったと聞いています。

強制執行に至るまでのプロセスで何か恨みでも買ったのかも知れません。

 

もちろん家賃をきちんと支払わず、滞納する方が悪いのは当然なのですが、それなりの事情があるところを粛々とやるのですからトラブルや軋轢が生じやすい仕事であることは間違いありません。

 

殺人事件はおきなくとも、ちょっとした修羅場になるのはよくあるようで、そういう話を聞いた内定者が次々と内定を辞退して、高齢で職に窮している私の所へと話が回ってきたようでした。

 

「修羅場って言っても家賃を支払わない方が悪いんですからね。」

 

とコンサルタント。

 

「いえ、そんなことはわかっています。」と私。

 

「じゃあ、面接受けますよね?」

「この際、贅沢は言いっこなしですよ。」

 

そう押し切られてしまった私。

 

不動産に詳しい知人に尋ねると、あまり勧められない仕事だよ、ストレスが半端ないからという話でした。

 

仕事を選べないってこんなに辛いものだとは知りませんでした。