須田さんのピカ一の解説(1月6日・ニッポン放送) | ZETA-WEB電脳市場

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クエントが発する、暗く巨大な引力が、
アストラギウス銀河のきな臭い火種を吸い寄せる。
錯綜する権謀と術策。
目に見えぬ無数の導火線に火が走る。
忌まわしくも懐かしい、あの臭い、あの音が蘇る。
次回「予感」。
クエントの大地が震える。


米軍のイラン・ソレイマニ司令官殺害はなぜ起きたのか


このニュース、月曜日の『Cozy up!』の
須田さんの解説が一番分かりやすかった。メガネ
『虎ノ門』で青山さんの解説が聴けず、
中東の専門家の解説を読み漁っていたが、
オジキの解説がピカ一だった。グッ

青山さんが国会議員になられて。日本
当然、後継者は“あの人‘’だと思われていたが、
実は須田のオジキだった、という意外な展開。筋肉

革命防衛隊のソレイマニ司令官がイランにいたのはカタイブ・ヒズボラの支援のため

須田)日本では「アメリカ、またはアメリカ軍が戦争をしかけた」というような報道がありますが、それは誤りだということを大前提として理解していただきたい。いまイラク国内には、カタイブ・ヒズボラというシーア派武装組織があります。これがイランの革命防衛隊によって支援されています。イランの革命防衛隊のソレイマニ司令官が、なぜイラクにいたのかということを理解しなければいけません。つまり、支援したのです。

米軍の攻撃はイラクサイドがカタイブ・ヒズボラへの対処をしないための自衛

須田)カタイブ・ヒズボラは11月と12月の2ヵ月間で、米軍施設とアメリカ大使館に対して11回の攻撃を仕掛けていたのです。本来ならば国際法に違反していますから、イラクの警察や軍が対処・防衛しなければならない義務を負っているのですが、イラクの警察も軍もまったく無反応だった。これに対してアメリカは常々警告を発し、「安全を保障するのはイラクサイドであって、我々ではない」ということも重ねて言っていました。ところがイラクサイドが動かないものだから、2ヵ月間我慢していたのですが、12月29日にカタイブ・ヒズボラへの攻撃をトランプ大統領が決定した。そこに、イランのソレイマニ司令官がいた…こういう前提を理解しないと、「またアメリカがとんでもないことをしでかした」ということになってしまいます。「イラクの警察・軍が機能していないから、アメリカは自衛のためにやった」というのが、国際的な理解だと考えていいと思います。ただ、アメリカ国内の世論も割れていて、大統領選挙を意識しているために「これはトランプ大統領攻撃に使える」と、CNNなどのメディアは批判を強めています。ここの本質を見極めないと、何が起こっているのかを理解できないと思います。

大統領選を控えているなかで戦争はしたくないトランプ大統領

須田)それが義務を果たしてくれないものだから、致し方なく攻撃を仕掛けたということを考えれば、次の展開としては、アメリカとイランの革命防衛隊も含めて全面戦争につながって行くかというと、そうはならないだろうというのが私の読みです。アメリカの若者の血が流されるという状況になると、アメリカ国内の世論が批判的になりますから、トランプ大統領としても、11月に大統領選挙を控えているなかで戦争はしたくありません。イランにとっても同じです。イラン国内も、大規模な反政府デモが相次いでいます。