参議院議員の青山繁晴さんの子育て論。
子供に親の背中を見せる!
青山 子育て論なんて、偉そうなことはないですけど、男の子が二人いまして。
二人とも極めて常識人。なぜかというと親がトンでもないからで。
青山 彼らにとって母親。僕にとって母ちゃん(奥様)は船乗りで。
遠洋航海というのに1年間行かないと乗船履歴というのが完成しないんです。
それを終えて初めて、博士号をとったり研究者になったりする。
僕の判断で船に戻すことに。
僕のお袋が「小さい子を残して船に乗るような嫁は離縁すべきだ」と。
僕が言ったのは「僕は末っ子で親からの支援を一切なしでやってきた。
嫁も自分で選びました。したがって言われる筋合いはない」と。
そしたらお袋は「そんな子に育てた覚えはない。
子供の立場に立って考えるべきだ」と。
僕は「子供の立場に立って考えると、親の背中を見て育つ」。
これが唯一の子育て論。
僕はお袋に「僕もお父さんやお母さんからいろんなことを教えてもらったけど、
基本的には背中を見て育ちました。
そして女も男も夢を叶えることは同じ。
それも子供に伝えるべき話だから船に乗せます」と。
そうしたらお袋は「そうか、わかった。勘当や」
青山さんのファンなら聴いたことのある話だが、
初めて聴く人には新鮮だろう。
「女も男も夢を叶えることは同じ」
青山さん独特の考え方。
だから女性を見たら「頑張れ、女子」と言う。
「基本的には背中を見て育ちました」
僕ら「支持者」とか「信者」とか呼ばれるファンも、
青山さんの「背中」を見ている。