攻殻の終わり | ZETA-WEB電脳市場

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宇宙でたった一人その資格を持つ男が、座標を定めて走り始めた。
生まれながらのPS、異能者、神の子。
バララント、ギルガメス、アストラギウスの絶対支配。
壮烈な決意が、自らを加速させる。
全てをこの手に。
次回「乱雲」。
もう止められる者はいない。

バンダイビジュアル
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 13

 またしても最終回(前)に炸裂したバトーの「素子~!」の絶叫。第25話「楽園の向こうへ THIS SIDE OF JUSTICE」というタイトルも禍々しい。素子がクゼと共にネットの海=楽園へ消えていこうとするのを、今度こそは(?)阻止すべく、バトーが走る。米帝の原潜から核ミサイルが発射される=楽園の向こう、をも意味するのだろうが……だから、禍々しい。

 第26話「憂国への帰還 ENDRESS∞GIG」で、素子を探し当てたバトー。クゼと二人でいるところを見られた素子は思わず、俯く。このシーンは好き、だ。そしてヘリに同乗する素子とクゼ。「機動警察パトレイバー2」のラストを思い出させた。「パトレイバー」がそうだったように、この「攻殻」もこのシリーズがラストになるのか、それとも……?  

 それにしても、またしても“オチ”に使われたタチコマたちは不憫、だ。「掌を太陽に」も興醒め。タチコマの復活を祈る!

攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG