12月定例法話を行いました | zesanjiのブログ

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12月15日、定例法話を行いました。比較的暖かく本堂もストーブなしでお話を聞くことができました。
今回は大阪市・即應寺の前住職、藤井善隆氏に法話をお願いしました。


親鸞聖人が法然上人より聞かされた「浄土宗のひとは愚者になりて往生す」という言葉を手がかりにお話ししていただきました。
ここでいう愚者とは教養のあるなしを言っているのではなく、人間が根源的に持っている愚かさ=無明を指しています。欲望にとらわれて自分を見失い、あるいは他人を傷つけるのが人間です。良かれと思った行動が自らを不幸にするのも人間です。
「愚者になる」とはこのような人間の姿に気が付くということです。
私たちは自分の愚かさには自分ではなかなか気が付きません。なぜならば私たちは少しでも自分をよく見せようとし、あるいは正当化して本当の自分の姿たら目を背けて生きているからです。仏法とは私たちに本当の自分に気付かせてくれる言葉です。自分の愚かさを認めるところから、他社を理解し、人々との深いかかわりを持つことが可能になるのです。人間関係が難しくなる現代こそ仏法が必要になるのではないでしょうか。

 

是三寺
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引用元:12月定例法話を行いました