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ZEROのブログ

なるほどな、っと。

ドンッ遅ればせながら、あけましておめでとうございますドンッ

得意げさて今年はどんな年になるんでしょうね。

東京株式市場では4日の大発会でいきなり株価が大幅に値下がり。と、国内は穏やかならぬ発進だったようですが。さて海外はどうかなと見ると、ケニアが結構大変だった。


 暴動広がるケニア、国連機関など人道危機を警告  


 アフリカ地域の中で代表的な民主主義国家で安定の要ともされてきたケニアが大変な事態に陥っている。ことの発端は昨年12月の大統領選挙。接戦と言われる中、与党キバキ候補(キクユ出身)が僅差で野党オディンガ候補に勝利し、大統領に再任した。しかし、この選挙に不正操作があったと野党が反発。支持者間での対立が各地で暴動へと発展した。


 この問題には政治的な面に加えてキクユ族-ルオ族間の民族対立も深くからんでる。


 ケニアは約42もの民族からなる多民族国。キクユ族は最大民族で、ルオ族は3番目に多い民族であり、有力民族とされる。前回2002年の大統領選挙でオディンガ候補(ルオ族出身)はキバキ候補(キクユ族出身)の支持に回ったが、その後憲法改正問題などで対立し離反していた。またキバキ大統領がキクユなど特定の民族を優遇しているとの批判もあった。このようなルオ族の不満が今回の大統領選挙の不正疑惑をきっかけに爆発したと見られる。
 この暴動で300人以上が死亡、25万人以上が国内避難民化する事態になっている。キクユの住民が避難していた教会がルオによって焼き討ちにされ50人あまりが死亡した件は対立の深刻さを見せている。


 この選挙、当初の開票速報ではオディンガ候補が優勢だったが最終発表でキバキ候補が逆転したという流れだったようです。野党ほか選挙の国際監視団も不正があったと指摘しているようだし、おそらくあったんでしょう。
これをうけてキバキ大統領は野党との連立政権を提案し、政府は裁判所の判断があれば選挙のやり直しにも応じる姿勢。一方野党は連立政権には応じないが、国際的な仲裁には前向きな姿勢を示した。
 政治的にはおそらく解決はさほど難しくはないと思われる。国際的な仲裁や再選挙など実現可能と言えそうな選択肢はある。しかし事態がここまで悪化したのは民族対立を背景にした部分がかなり大きい。この面の解決は困難を極める。
暴動は沈静化に向かってはいるようだが、25万もの避難民に対する支援や治安・衛生面の回復が国際社会にとって急務だろう。
加えて。

暴動続くケニアに世銀が警告、「経済成長減速の恐れ」 
『世界銀行(World Bank)は3日、大統領選挙の結果をめぐり暴動が続くケニアについて、事態がこのまま継続すれば経済成長が減速する恐れがあると警告した。また、アフリカ中部地域の経済的中心である同国の混乱は地域全体の不安定化を招きかねないとの懸念を示した。』


 経済においてもケニアは周辺国の安定に重要な役割を担ってきた。ルワンダ、コンゴ、ブルンジ、ウガンダなどケニアからの輸入に依存する国も少なくない。これだけ重大な問題なのに日本国内ではあまり報じられていない感じですね。


グルジア 前大統領が再選確実


『旧ソビエトのグルジアで5日に行われた繰り上げの大統領選挙で、中央選挙管理委員会は、民主化革命によって4年前に政権に就いたサーカシビリ前大統領の再選が確実になったと発表しました。』

 昨年11月の非常事態宣言を経ての大統領選挙でしたが、サアカシヴィリ大統領の再任が確実だと。しかし野党は選挙に不正があったとして反発しており、ロシアも「野党候補が選挙報道などさまざまな制限を受けた」と批判。まあこうなることは明白だったけど。欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は「重要な問題点こそ明らかになったものの、基本的には国際基準に沿った民主的な選挙だった」と発表。欧・露両者とも利害がからんでいるので実際どうなのだろうか。でもロシアはグルジアに監視団て類のものは派遣していない。第三者機関が調査をするとかいう話もないし。
 野党は6日に抗議抗議集会を起こしているが、大きな混乱や衝突はなかった。8日に再び抗議行動に出る構えで、今後もこうした抗議行動は続くのだろう。ひとまずは国民の信任を得た形で安定を得たが、まだどうなるのかなと気になるところ。


薬害肝炎の救済法案 成立へ
『薬害肝炎訴訟の被害者全員を一律に救済するための法案について、与野党の実務者が協議し、8日に衆議院を通過させることで合意し、今の国会で成立する運びとなりました。』


原告側が求めてきた被害者の一律救済が盛り込まれた法案が少なくとも15日までには成立するとのこと。これでひとまず、長い間戦ってきた原告の皆さんにはお疲れ様でしたと言いたい。今後は製薬会社に謝罪を求めていくとしており、また肝炎患者の皆さんは病気とも闘っていかなければならない。肝炎患者に対する医療費の支援は現在検討されている。まだまだ完全解決とはいかないみたいです。


メラメラプンプン 今年も終わりですね。今年は何かと政治に皆さんが触れる機会を与えられた年だったと思います。とはいえまだまだ衆論いったところで、自分の考えじゃない。ですが、良い意味で政治というモノの敷居を下げることが少しはできたのではと感じます。



叫び 記事でみる今日 叫び  NHKへリンク


 ブット氏暗殺時の新映像公開


パキスタンでブット元首相が暗殺された事件で、イギリスのテレビ局が、銃声が響いてから爆発が起きるまでのブット氏の姿をとらえた新たな映像を公開しました。ブット氏の死因をめぐっては、パキスタン内務省が、爆発の爆風で頭を車に強く打ちつけたためだと発表しましたが、ブット氏の支持者は、不自然な点が多いと反発しています。


実際どうなのかと。しばらくは他国がどう動くのか見ていたい。



 米“北朝鮮の申告遅れ 残念”


北朝鮮が核開発計画を申告する期限の31日を迎えてもまだその義務を履行していないことについて、アメリカ政府は、「残念だ」とする声明を発表し、北朝鮮に対して合意どおり完全な申告を行うよう求めました。


北は米大統領選が終わるくらいまで引っ張って、さらなる譲歩を引き出そうとしていると私は考えている。だから無理じゃないかな、と。




!! 来年はどんな年かな、なんて。


とりあえずは北京オリンピック。この辺りの経済事情が政治的にも大きく影響してくるだろうと思う。それに絡んで台湾の問題もアsジア外交の要となる。上海協力機構とかロシアと中国がどう関わるのか。この辺りかと。もちろんパキスタンとかパレスチナ、コソボとかクルドの問題は持続していくわけだし、あまりニュースにならないような紛争もある。だが、知るべきはキーとなる国の動きであり、関係国。その中で日本はどう生きるか。



パキスタン ブット元首相暗殺
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/28/k20071228000025.html より転記
『パキスタンで日本時間の27日夜、有力野党を率いるブット元首相が選挙演説の会場で暗殺されました。来月8日に総選挙を控えたパキスタン情勢は、一気に混迷の度を深めています。』


 これには衝撃を受けた。民主化の旗印とも言われたブット元首相の暗殺でパキスタン国内は混乱状態が続いているようで、民主化への道はより厳しいものとなりました。

 犯行が何者によって行われたのかは情報が錯綜していてまだはっきりしないようですが、アルカイダか、タリバンかというのが有力とされている。ムシャラフ大統領の関与についても憶測がとんでいるが、ないだろうと思う。国民の支持を失って内政が不安定化している状況で、ブット元首相の協力なくしては国内の安定化は望めない。「親米の象徴」とも言われたブットさんに対した反米を掲げる勢力によるものだと思う。

 最大の懸念はパキスタン国内の治安の著しい悪化。ブット支持者による抗議行動を中心に最悪、内乱状態となればこれに乗じてテロ組織などが行動を起こす可能性も十分にありうる。
民主化の第一歩とされてきた来年1月8日の総選挙も、シャリフさんはボイコットするとしているし実現は困難とのこと。リーダーを失ったPPPの今後の動きも選挙実施・政局に影響を与えるものと思われる。
 今回の事件でムシャラフ大統領の責任を問う声があがっており更に支持を失うことは確実。今後ムシャラフさんがどう動くのか、それに対しシャリフさんやPPPがどう動くか注視したい。
 また、これまでアメリカはブットさんの帰国からムシャラフ・ブットの共同政権の型枠を組み立ててきたわけですが、またしても対外政策うまくいかず。今後アメリカもどう動くんでしょうか。米大統領選挙も控えており、そこでパキスタンに対する姿勢が変わる可能性もある。


薬害肝炎 救済法案の骨子決定
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/28/k20071228000107.html より転記
『自民・公明両党は「薬害肝炎訴訟」の被害者全員を一律に救済するための議員立法をめぐり、国の責任を認めた法案の骨子をまとめて原告側の弁護団と合意し、問題の全面解決に向けて決着が図られる見通しとなりました。』


大きな前進ですね。あとはいかに迅速に法案が成立するかということでしょうか。