新テロ特措法 | ZEROのブログ

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なるほどな、っと。

えっ 今日は特別寒い。新聞も休刊で退屈な感じだ。

 新テロ特措法が衆議院で可決されて、これから参議院に送られて審議される。さて、どうする野党といったところだ。与野党ともに、「国益」「国際貢献」等々を並べてはいるが、果たして国民の理解はどの程度得られているのか、と。


新テロ法案 衆院特別委で可決 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071112000141.html


「臨時国会の最大の焦点である新テロ対策特別措置法案は12日午後、衆議院の特別委員会で採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。新テロ対策特別措置法案は、13日の本会議でも自民・公明両党などの賛成多数で可決され、参議院に送られる見通しで、与野党の攻防の舞台は、野党側が多数を占める参議院に移ることになります。」


この問題。もうけっこう長いこと引きずっていて今更特に言いたいこともない。鳩山さんなんかは「日米首脳会談へのおみやげ採決だ」みたいなこと言ってたかな。衆議院での可決がおみやげになるのかな、て。でも自民党の親米はアピールできるわけで、いいのか。民主党はイラク特措法の廃止法案が先だっていってるけど、この態度を貫いて法案の審議に入らなければ、そのことを(法案の審議に入らないこと)否決と見なして福田総理は再可決をするかもしれない。いずれにしろ、決着は早そうだ。



野党4党 参院でも連携し反対 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071112000131.html


「民主党、共産党、社民党、国民新党の野党4党は、国会対策委員長会談を開き、衆議院特別委員会での新テロ対策特別措置法案の採決について、「防衛省をめぐる問題の疑惑隠しだ」と批判し、参議院でも連携して法案に反対していく方針を確認しました。」


どうもこの「連携して反対していく」のような記述には陳腐な感を覚える。子供がだだをこねているような表現になってしまうのではないかな、なんて。発言の陳腐感と言えば社民党の福島さんが群を抜いている。彼女は一生懸命やっているのだろうが、カリスマ性に欠けるのか受け手側から見て、表現方法が幼稚では、と感じる。あれは国民にわかりやすいたとえを用いているつもりなのかな。あまり馬鹿にしないでいただきたい。


ドクロ第三次世界大戦は起こると思いますか?考えたこともないでしょう。いずれ書きたいと思います。


守屋前次官が多額のやりとり http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071112000136.html


「防衛省の守屋前事務次官が、10年前、部下の課長に投資のための資金として二千数百万円を渡したうえ、投資が失敗したあと大半を返済してもらっていたことがわかりました。防衛省は、投資目的で部下と多額の金銭をやりとりしたことが服務規則に違反しないかどうかなど調査を進めています。」


防衛省と商社との癒着。自体は非常に重く受け止めなければいけないのだが。どうも個人の問題になりすぎていて、「癒着」といった観点で問題をとらえきれなくなっているような気がする。報道の仕方ありきなのかもしれないけど、捜査が進むにつれて興味が薄れていく。国民をなめるなよ、というよりは、バレてしまったのね、というか。結局は、ノーブレス・オブリージに欠けるということですね。


ヒル次官補 米は拉致問題重視 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071112000063.html


「北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議のアメリカ代表、ヒル国務次官補は、今週予定されている拉致被害者の家族との面会について、「アメリカが拉致問題をどれだけ重視しているかわかってもらいたい」と述べて、テロ支援国家の指定解除の問題について理解を求める考えを示しました。」


「アメリカが拉致問題をどれだけ重視しているかわかってもらいたい」 正直わからない。有名どころでいくと、シーファー大使はすごく拉致問題に関して興味を持っている、というより被害者の気持ちに共感してくれている。だが、アメリカ政府全体としてはどうか、といったときやはり自国の利益が最優先であることは間違いない。日本人である私が言ってはいけないのかもしれないが、世界全体でみれば拉致問題というものはそれほど大きな問題ではないのかもしれない。いや、問題自体は大きな問題としてとらえられていない。日本がこだわるがゆえに大きな問題として扱わざるをえないのではないか、と。だけど、拉致被害者を見ていると本当に切ない。北朝鮮に一言、「なめんなよ」と言ってはどうか。