世間はまだまだこの間の騒動から民主党への追求をやめないね。説明責任は福田総理も果たすべきでは、と思い続けて記事に目を通す今日この頃。
首相の問責決議案めぐり応酬 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071111000054.html
「11日放送されたNHKの「日曜討論」で、民主党の鳩山幹事長が、新テロ対策特別措置法案が参議院で否決され、衆議院の3分の2以上の賛成で再可決された場合、福田総理大臣に対する問責決議案を参議院に提出する可能性に言及したのに対し、自民党の伊吹幹事長は、決議案が可決されれば、福田総理大臣は衆議院を解散することもありうるとけん制しました。」
今までは解散は野党のカードだったのに、小沢さんの一件以来逆転してるね。今の民主党になら勝てるっていうことを確信しているし、拉致問題等々を踏んで対米関係を懸念する面からも、新法には皆さん前向きになってきているような気がする。
拉致被害者家族 米へ出発 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071111000048.html
「拉致被害者の家族は、6か国協議でアメリカの代表を務めるヒル国務次官補らと面会して、北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除しないよう直接訴えかけるため、11日午前、ワシントンに向けて出発しました。」
首脳会談でも福田総理がテロ指定国家の解除については強く懸念を示すらしいけど。なら給油はできるんだな、とかいうお門違いの交換条件のようなモノがついてきそう。当の北と日本とはあまり目立った進展がないような気がする。どうも当事者同士ではなく、第三カ国を介することが多い。もはや当事者のみの利益だけではないのかな、と。そりゃそうかなんて。
今日のメイン↓
中国 ビーズに有害化学物質
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/11/d20071111000034.html
「アメリカとオーストラリアで、中国製のおもちゃのビーズを誤って飲み込んだ子どもが一時、こん睡状態に陥るなどして入院した問題で、中国政府は、広東省の会社が素材を軟らかくするため有害な化学物質を混入していたとする調査結果を発表しました。」
これまでも幾度と品質の問題が問われていた中国製品。アメリカで中国産の原材料を使ったペットフードを食べた犬や猫が死ぬといったケースや、きくらげやうなぎなどの食品、おもちゃなどの材料、加工方法に安全上の問題があることが報道されたのはまだ記憶に新しいところではないでしょうか。なかなか後を絶ちませんね。この問題をきっかけにアメリカでは”チャイナフリー”表示の製品が人気を呼んでいるようですね。日本では消費者が少し高くても安全な国産モノに切り替えよう、という動きがあったりと。そこへ白い恋人やら赤福やらといった問題が出てきて、大変なことになってるわけですが。
さて話は中国に戻り。原因はいろいろあると思います。企業内の管理・統制だとか、それ以前に企業の社風に問題があったりとか、中国製品の問題では製品を輸入する側の監視体制も問題視されました。
その中でも気になるのは監視にかかる国の意識のこと。国を越えて売買されるものであるにもかかわらず、なぜ健康被害が出るまで製品の品質の問題が発覚しなかったのかっていう部分が大きい。中国は、”Made in China”の印を押して外国に輸出するわけだから、その製品に対して責任とかプライドをもってもらいたい。輸入する国も、ゆくゆくは国民の手に渡るのだから安全性という面の品質は最も重視しなきゃならないはずである。
中国政府は「中国製品のすべてが危険なわけではない」としているが、真偽はともかく、現時点でそれを信じられる人は多くはないだろう。崩れた信頼を取り戻すのは簡単じゃないとはよく言いますが、今後どう政策を講じていくのか中国を見守るとともに、各国の輸入に対する監視体制も見直しが求められます。