初の党首会談だね | ZEROのブログ

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なるほどな、っと。

党首会談 話し合いつかず http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/30/d20071030000072.html


「福田総理大臣と民主党の小沢代表の初めての党首会談は、国会内で1時間余り行われ、冒頭、両党の幹事長と国会対策委員長が同席しましたが、ほとんどの時間、福田総理大臣と小沢代表が2人きりで話し合いました。会談で、福田総理大臣は、11月1日に期限が切れるインド洋での給油活動について、長期間、再開できないようでは国際社会の理解は得られないなどとして、新テロ対策特別措置法案を今の国会で成立させることに理解と協力を求めました。」


という感じ。福田さんとしては野党第一党の民主党に早いとこ歩み寄ってきてほしいわけで。安倍さんのときは党首会談を拒否したって報道されたけど・・まあ小沢さんは拒否という意志表示をしたわけではないっていってたしね。実際どうだったんだろ。さて、話を戻そう。小沢さんは福田さんの新テロ対策特別措置法案の協力要請を断った、というよりも立場を改めて明らかにしたと記者には答えている。一方福田さんは意見交換をしたと答えていることから、特に目立った進展はなかったのだろう。なんか進展があったらすぐ報告して野党との協調性をアピールしたいはずだもんね、っと。しかし小沢さんはこれからも会談の要請には応じるよう。公明党は連立を組んでいる立場もあるので、あまり民主党と密になることは望んでいないよう。安倍さん時代よりは独自色を出してきたというか、宗教政党としての役割を再認識したようだけど。いずれにせよ、このままじゃ自民党に振り回される一方だと思う。それでも議席数の多い政党と協調性っていうかがないと法案は通らないよねって感じなんだが。

 さてさて、私が気になるのはこの会談のあと両者とも党首討論は行わないことで合意をしたこと。正直楽しみにしていたしね、っとそれはおいておいて。このことが周囲からは「密室談合」というような批判を受けている。まあなんか批判でもしておかないと政治家としての存在感を誇示できないしってのはあると思うが・・・。福田さんは丁々発止ではいけないってことをいってたなあ。たしかに批判し合うだけじゃだめってことは納得。その意味じゃこの時期に福田さんとしては穏便にいきたいってことかな。それに小沢さんにしてもISAFについて突っ込まれるのは党の一体感を損なう危険もあるから、メリットは両者にいちおあるじゃん、と私は感じる。

 しかし根本的な問題は給油問題。正直私はどちらでもいい。国際貢献、国際的に、いやアメリカに対して発言権をしっかりと持ちたいからここはやらなきゃ、ってのはわかる。ではそれで発言権が手に入ったとき、日本は独自の意見をしっかりと固持していけるのかどうか。結局アメリカに追従していたのでは意味がない。まあ前提としては、補給をするって行為以前に追従しちゃってるわけで。なんのために私たち日本が給油活動に参加するのか、何のためのテロとの戦いなのか、要は何でこれをするの?ってその辺の認識が甘いのかなって思う。結果を見るのではなく、もっと行為の意味自体を熟考する必要があるのではないかなと思う。