抗がん剤の投与は、入院翌日の午前9時過ぎより開始。
開始されたら5~6時間の長丁場。
普通の点滴とは違い、液がもれたりしたら炎症を起こしたり
悪くするとその部分が壊死することもあるとか。おそろしや。。。
抗がん剤の点滴の針は、主治医のO先生自らさして下さい
ました.......が、私の希望としては、利き手は避けて
いただきたかった!
O先生も、なるべく左手にさそうとして下さったのですが、
どうも左手にいい感じの血管が見当たらなかったようで、
結局、右手首近くの外側(?)にさされてしまいました。。。
ベッドで安静な状態を保ち、いよいよ抗がん剤投入。
...と思いきや、「まずは胃薬入れますね」とのお言葉が。
投与するお薬の種類や順番などは人によって違うようです。
私の場合は、
胃薬(30分)
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治療薬(3~4時間)・・・抗がん剤 タキソール(パクリタキセル)
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吐気止め(30分)・・・カイトリル
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治療薬(1時間)・・・抗がん剤 パラプラチン(カルボプラチン)
という工程でした。
抗がん剤というと「吐き気・嘔吐」という印象がありますが、
現在はとても優れた吐気止めがあり、何段階も踏みながら
コントロールしていただけます。
私も吐気止めだけに関して、まずは点滴で「カイトリル」という
薬剤を投与し、一日一回「ナゼアOD錠」というお薬を服用
しました。それでもダメなら、「プリンペラン」という内服薬も
用意されるという周到ぶり。
抗がん剤によって違いはあるかと思いますが、それでも、昔の
抗がん剤治療と比べれば、格段に進歩しています。
いまだ多くの副作用はありますが、お医者さまや看護師さんの
お力をかりれば、それほど苦痛を感じることなく乗り切れる
レベルにまで達しているのだと思います。