抗がん剤治療 1クール目 その2 | 山あり谷あり備忘録

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2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

抗がん剤の投与は、入院翌日の午前9時過ぎより開始。

開始されたら5~6時間の長丁場。

普通の点滴とは違い、液がもれたりしたら炎症を起こしたり

悪くするとその部分が壊死することもあるとか。おそろしや。。。


抗がん剤の点滴の針は、主治医のO先生自らさして下さい

ました.......が、私の希望としては、利き手は避けて

いただきたかった!

O先生も、なるべく左手にさそうとして下さったのですが、

どうも左手にいい感じの血管が見当たらなかったようで、

結局、右手首近くの外側(?)にさされてしまいました。。。


ベッドで安静な状態を保ち、いよいよ抗がん剤投入。

...と思いきや、「まずは胃薬入れますね」とのお言葉が。

投与するお薬の種類や順番などは人によって違うようです。

私の場合は、


胃薬(30分)

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治療薬(3~4時間)・・・抗がん剤 タキソール(パクリタキセル)

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吐気止め(30分)・・・カイトリル

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治療薬(1時間)・・・抗がん剤 パラプラチン(カルボプラチン)


という工程でした。


抗がん剤というと「吐き気・嘔吐」という印象がありますが、

現在はとても優れた吐気止めがあり、何段階も踏みながら

コントロールしていただけます。

私も吐気止めだけに関して、まずは点滴で「カイトリル」という

薬剤を投与し、一日一回「ナゼアOD錠」というお薬を服用

しました。それでもダメなら、「プリンペラン」という内服薬も

用意されるという周到ぶり。


抗がん剤によって違いはあるかと思いますが、それでも、昔の

抗がん剤治療と比べれば、格段に進歩しています。

いまだ多くの副作用はありますが、お医者さまや看護師さんの

お力をかりれば、それほど苦痛を感じることなく乗り切れる

レベルにまで達しているのだと思います。