卵巣がんにおける化学療法あれこれ | 山あり谷あり備忘録

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2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

卵巣がんに対する化学療法には多くの種類がありますが、

私がお医者さまから説明を受けたものは3種類でした。


最も標準的とされるのが「TC療法」。

パクリタキセル(商品名 タキソール)

カルボプラチン(商品名 パラプラチン)

の2種類のお薬を3~4週間ごとに点滴で投与。


「TC療法」の親戚みたいな感じ(?)の「DC療法」。

ドセタキセル(商品名 タキソテール)

カルボプラチン(商品名 パラプラチン)

の2種類のお薬を3~4週間ごとに点滴で投与。


そして、「dose-dense TC療法」。

こちらは、「TC療法」を、お薬の投与量を変えて週に一度行うもので、

入院をせずに通院で受けることも十分に可能なようです。


「dose-dense TC療法」は、日本で積極的に研究・試験されている

方法のようで、その成果についても、世界に先駆けて発信されて

いるそうです。

先生がおっしゃるには、現段階での、他の方法との大きな差は

それほど認められていないけれど、将来的には、こちらの方法が

スタンダードになる可能性は大いにあるとのことでした。


現段階では、「TC療法」が標準的とされていますが、これらの

他にも、「イリノテカン」と「シスプラチン」を併用した「CPT-P療法」

などもあり、患者さんの状態によって決められるようです。

同じ種類のがんであっても、違う療法を提示されることも、また

よくあることのようですね。



抗がん剤といえば、副作用、ですが(笑)。。。

吐き気、脱毛、骨髄抑制などはほとんどの抗がん剤治療において

発生しうるもののようですが、やはり、それぞれに強く出る症状

というものもあるようで。。。


私が受けている「TC療法」では、末梢神経障害やアレルギー症状が

強くでることがあるようです。

...受けた感想としましては、、、その通りでした(笑)。


「DC療法」では、更なる骨髄抑制や浮腫というものが強く現れ、

「CPT-P療法」では、下痢が大きな症状のようですね。

「dose-dense TC療法」では、人によっては、常にだるさを感じる

ことがあるようですね。



これらの治療を行うスケジュールなども、人によって違うようです。

私は、4週間に一度、入院をして投与する方法なのですが、他にも

3週間に一度、入院して投与する方や、「dose-dense TC療法」を

受けるために、週に一度通院して受ける方もいらっしゃいます。


3週間と4週間。これは...何が基準になるのでしょうね?

3週間おきに投与して、がん細胞を叩くのがいいのか、4週間おき

にして、白血球の数値の戻りを確認して叩くのがいいのか。。。?

先生にお聞きしても、患者さんの状態や薬剤との関係などがあって

人によって違うとしか言えない、と。

患者さんの個人的なことに触れてしまうことになるのかな??


...ただ言えることは。

4週間おきな私にとって、治療の終わりはずっと先ということ。