卵巣がんに対する化学療法には多くの種類がありますが、
私がお医者さまから説明を受けたものは3種類でした。
最も標準的とされるのが「TC療法」。
パクリタキセル(商品名 タキソール)
カルボプラチン(商品名 パラプラチン)
の2種類のお薬を3~4週間ごとに点滴で投与。
「TC療法」の親戚みたいな感じ(?)の「DC療法」。
ドセタキセル(商品名 タキソテール)
カルボプラチン(商品名 パラプラチン)
の2種類のお薬を3~4週間ごとに点滴で投与。
そして、「dose-dense TC療法」。
こちらは、「TC療法」を、お薬の投与量を変えて週に一度行うもので、
入院をせずに通院で受けることも十分に可能なようです。
「dose-dense TC療法」は、日本で積極的に研究・試験されている
方法のようで、その成果についても、世界に先駆けて発信されて
いるそうです。
先生がおっしゃるには、現段階での、他の方法との大きな差は
それほど認められていないけれど、将来的には、こちらの方法が
スタンダードになる可能性は大いにあるとのことでした。
現段階では、「TC療法」が標準的とされていますが、これらの
他にも、「イリノテカン」と「シスプラチン」を併用した「CPT-P療法」
などもあり、患者さんの状態によって決められるようです。
同じ種類のがんであっても、違う療法を提示されることも、また
よくあることのようですね。
抗がん剤といえば、副作用、ですが(笑)。。。
吐き気、脱毛、骨髄抑制などはほとんどの抗がん剤治療において
発生しうるもののようですが、やはり、それぞれに強く出る症状
というものもあるようで。。。
私が受けている「TC療法」では、末梢神経障害やアレルギー症状が
強くでることがあるようです。
...受けた感想としましては、、、その通りでした(笑)。
「DC療法」では、更なる骨髄抑制や浮腫というものが強く現れ、
「CPT-P療法」では、下痢が大きな症状のようですね。
「dose-dense TC療法」では、人によっては、常にだるさを感じる
ことがあるようですね。
これらの治療を行うスケジュールなども、人によって違うようです。
私は、4週間に一度、入院をして投与する方法なのですが、他にも
3週間に一度、入院して投与する方や、「dose-dense TC療法」を
受けるために、週に一度通院して受ける方もいらっしゃいます。
3週間と4週間。これは...何が基準になるのでしょうね?
3週間おきに投与して、がん細胞を叩くのがいいのか、4週間おき
にして、白血球の数値の戻りを確認して叩くのがいいのか。。。?
先生にお聞きしても、患者さんの状態や薬剤との関係などがあって
人によって違うとしか言えない、と。
患者さんの個人的なことに触れてしまうことになるのかな??
...ただ言えることは。
4週間おきな私にとって、治療の終わりはずっと先ということ。