告知 | 山あり谷あり備忘録

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

年が明けて、結果を聞きに病院へ。


超音波、血液検査、MRI検査の結果、9割方の確率で

卵巣癌であろうと。。。


卵巣癌は、他の婦人科系の癌と違い、有効な検査方法がないと

言われています。卵巣は子宮の奥にありますので、組織をとってくる

ことが不可能なのです。

しかも、「組織をとる処置をする=癌を体内に広める」ということにも

なりかねない危険性を伴っているので、画像や数値で判断をする

しかないのが現状のようです。


血液検査において、卵巣癌をみつける際に有効とされる項目が

「CA125」という「腫瘍マーカー」と呼ばれるものです。

他の疾患にも反応するようですが、主に、卵巣癌や子宮癌の発見に

効果的とされています。

通常は0~35程度なのですが、この時点での私のそれは、423!

何かあるという程度のものではありませんよねぇ~。。。



病院を出たものの、すぐに帰る気持ちにはなれず、ひとまず、

ずっと相談にのってくれていた友人に電話で報告。

よほど私の様子がおかしかったのか、友人は「一時間だけ時間を

つぶしてて。すぐに行くから」と。。。


お昼時ということもあったので、とりあえず友人とランチ。

まだ夢の中の出来事のように思えていたのか、ハンバーグのランチを

がっつり完食。。。

そのあと、雑貨屋さんや書店などをぶらぶらと歩いたり、お茶したり。

「入院するからねー」などと話しながら、あれこれグッズを物色。


...まだこのときは、現実味がわいてこず、ぼーっとした状態でした。

むしろ、友人が私の代わりに泣いてくれていてました(笑)。

ただその後、自宅で一人になってから、大きな現実が覆いかぶさって

きました。。。


その翌日に書いたメモが手帳に残ってました。


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Yちゃんに報告。すぐにお茶の水にきてくれた。

頭の中が真っ白な私の分まで泣いてくれたYちゃんに感謝。

帰宅後、兄達に報告。次のアクションを考えておくようにと言われる。


食欲は全くわいてこない。眠れない。胃が痛い。

手術、抗がん剤治療、ホルモン治療について考える。

気が重い。何も考えたくない。


どうしてこんなことになったのか。なぜ私だったのか。

そんなことばかり考える。

両親が生きていたら何と言ってくれただろう。

いっそ消えてなくなりたい。。。


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どこまでも弱気。