朝はラヴィット派。

この日のテーマは

「オススメの少年時代に熱くなったもの」

SEAMOが出てきて「マタアイマショウ」を

歌ってる。

思い出した。


この曲が流行っていた頃

大切な人とサヨナラしたんだった。


29歳で結婚したのは2歳下の仕事仲間。

この話は以前したな。



ある日、学生時代の友人とあそんでいたとき

僕のケータイにメールが届いた。

前妻からだった。


その頃、前妻と別居して、いろいろあって結局

籍を抜いてしまっていたのだけど

僕はきっとまた、元鞘に戻れると信じていて

お互いの家を行き来しながら

一緒に飼っていた犬を預かったりもしてた。

きっとまた、犬を預かってほしい連絡かな?


え?



彼氏に宛てたメールの誤送信だった。。。



『昨夜は楽しかったよ

今度はいつ会えるかな?

今度はもっとゆっくり会いたいね。

温泉旅行楽しみだね。

。。。』



いてもたってもいられなくなって

席を立ち、店の外から前妻に電話すると

彼女は誤送信したことに気づいてなかった。

しばらく沈黙があった後


「。。。あなたも、いい人いるんでしょ」


その頃の僕は「いい人」どころか

手当たり次第の女の子と遊び散らしていて

遊びながらも、前妻との元鞘を目論んでいる

どうしようもないクズだったのだから

何も言い返せないはずなのに

とにかく一度話し合おう、と

すぐにでも会いに行こうとしたのだが

前妻に「仕事中だから」と断られ。

数日後、連絡があって、修羅場を迎える。




前妻と終わったことを僕の中で精算するのに

とても長い日々が必要で

その間も、女遊びはそれまでより輪をかけて

ひどい物で、思い出したくもないんだけど

なぜかいつも、遊んで帰る車の中で

SEAMOの「マタアイマショウ」を聴いていた。


適当に女の子と遊んでるけど

僕の心はまだ、前妻にあって

戻れないことはわかっているけど

でも、彼女を愛したという事実は

僕にとって嘘偽りのないものだったということを

自分自身が認めてあげたかっただけなのだけど

それを否定してしまうことは

自分自身を否定することになる。

それだけはどうしてもできなかった。


僕は僕自身を、否定できない。

自分の弱さも、ダメなところも

全部まとめて肯定することで

軟弱な自分をギリギリ守っていたのだと思う。


強くなりたいなぁ。


離婚まで、あと、2204日。