ヤフオクのノーブランドサスが壊れたので、早速OKDのサスペンションを買いました。

ゼロゼロソフテイル-買いました
OKDってブランドがついているので、品質は大丈夫かと期待します。値段はノーブランドよりも1000円ほど高い6800円、またしてもヤフオクで即決です。イニシャルアジャスト工具などは付いていませんが、ステッカーが2枚入っていました。長さはあえて250mmです。ノーマルが265mmなので約15mmのローダウンです。

ところで、このOKDってどういう会社なのか検索してもなかなか見つかりません。ヤフオクで検索するまで知らない名前でした。タイのメーカーのようです。OKD

ゼロゼロソフテイル-トップエンド
トップ側のエンドは鉄製で、壊れたアルミダイキャストよりもすっきりしたデザインです。

ゼロゼロソフテイル-取り付け状態
取り付けはいつものごとく超簡単です。5分で終了。ちょっと尻下がり。サスペンションにもOKDのステッカーが貼ってあったので、あえて内側にして取り付けました。

ゼロゼロソフテイル-ローダウン後
ゼロゼロソフテイル-ローダウン前
上の荒巻サスが250mm、下の白スプリングが265mmです。人が乗らない状態ではどちらもほとんどストロークしていません。ローダウン具合がわかるでしょうか。

ゼロゼロソフテイル-青い
一つ残念なのは、ボトムケースの入り口に青いゴムシール(ゴムブッシュ?)があることです。上から覗くと結構目立ちます。黒とか白ならよかったのに。

走った感じは、予想以上にローダウンを感じられます。アップハンドルとうまくバランスして、流すのはいい気分です。車高が低くなったからとは言え、ステップを擦るような走りはしませんので十分です。75ccボアアップで増えたトルクと、回転が伸びなくなったエンジンとも似合っているといえます。たとえば、マツマルストアのSRのようなのが好きな人には、とりあえずの250mmはオススメです。

見た目は、荒巻サスペンションでちょっとおもちゃっぽくなりました。これは期待はずれです。大人っぽいモンキーを目指していたのでここは難しいところです。とは言え、それ以外に悪いところはないので、しばらくはこれでいきます。
ノーマルのサスペンションはダンパーの感じがほとんどなくてフワフワするので、白いサスペンションに交換しました。

ゼロゼロソフテイル-全体像
交換したところ。
全長はノーマルと同じ260mm、ノーブランドで、ヤフオクで即決価格5800円でした。もちろん新品2本セットです。ブランド物だと倍以上の値段がしますがヤフオクに並んでいるサスペンションの値段は明らかに安いです。

ゼロゼロソフテイル-サスまわり
サイズもばっちり、色もタンクと似ていてなかなか上品にまとまっていました。

ゼロゼロソフテイル-マフラーのところ
ノーマルマフラーもちゃんとよけています。

ところが、50kmぐらい走行したある日、気持ちよく走っているはずが、どうもいつものパワーが出ていない気がします。もっさりしたパワーフィーリングという感じです。で、降りてみてびっくり、左のサスペンションが壊れていました。

ゼロゼロソフテイル-ところが
あっという間に壊れたサスペンション。インナーロッドが頭のところから抜けています。この状態で片側だけのサスペンションでそーっと走って帰ってきました。

ゼロゼロソフテイル-ねじがばか
この頭の部品はアルミのダイキャストのようです。中にねじが切ってあって、ロッドのねじとナットで固定されます。ねじの勘合長さは20mm以上あるので強度は十分なはずですが、今となってはねじがかかることはなく、ロッドはすっと抜けてしまう状態になっていました。

購入当初はちゃんとしていたので、ねじのかかりが浅くて、繰り返しのダンパーの力でねじが飛んでしまったようです。総走行距離は数十kmですので、耐久性はひどいといえます。これから購入しようという人はこれと同じものは避けたほうが無難かもしれません。

取り急ぎ、替わりに別のサスペンションをまたしてもヤフオクで落札しました。続きます。
中古車で買ったときから、どうもリヤの車高が低いと思っていました。コーナーでの接地もですし、無負荷の状態でスイングアームがちょっと上がっている気がするのです。

ゼロゼロソフテイル-リヤサス
車体を下から覗き込むと、リヤサスの前方は純正らしからぬ固定方法になっています。(もう緩めてみています)

ゼロゼロソフテイル-キジマ
ネットで検索すると、キジマのダウンリンクアジャスター(HD-05411)のようです。写真は通販サイトのものです。

ゼロゼロソフテイル-構造
構造は簡単です。長いボルトの上の3つのナットの位置で車高が決まります。一番車高が高くなるのはサスとフレームが接する状態、次にナットを一つ、二つとはさんでいきます。ボルトもナットも2面は3/4インチです。19mmのスパナが使えますが、車載の3/4インチのメガネレンチのほうがよさそうです。

もっとも、ナットなので無段階に調整することも可能ではありますが、ボルトだけに負荷がかかるようなとめ方はちょっと怖いので避けています。

ゼロゼロソフテイル-ローダウン2
これが中古車で買った状態です。ナット二枚分のローダウンでフェンダー下端でタイヤのトレッド面がちょうど隠れるぐらいです。

ゼロゼロソフテイル-最高
ナットなしで一番高くしてみました。タイヤが違うので厳密には比較できませんが、フェンダー下端がタイヤの上端と同じぐらいです。キジマのダウンリンクアジャスターの最高セッティングなので純正よりも高いか低いかは分かりません。跨ると明らかに車高が高くなっています。

ゼロゼロソフテイル-さがりぐあい
最終的にはナット1枚のローダウンにしてみました。フェンダー下端はタイヤのトレッドを少し隠す程度です。跨った感じも上記の二つのちょうど中間ぐらいの感じで違和感はありません。

ゼロゼロソフテイル-全体図
この時の全体図です。まあまあ前後のバランスはこんなもんじゃないでしょうか。フレームやマフラーは若干後ろ下がりのような気もします。

一般的にはローダウンは低いほどCoolといわれていて、フェンダーとタイヤの隙間が少ないほうが良いとされています。つまり、使い勝手で我慢できるギリギリまで下げるということです。僕は必ずしもそうだとは思っていません。ソフテイルフレームでもある程度の高さでボリュームを出したほうがいいような気がします。フェンダーの形状にもよると思いますが、フェンダーはいろいろ試せるものではないので難しいものです。