フロントの処理がなんとか終わったので次はリヤです。

ゼロゼロソフテイル-リヤホイール
作業前の純正130のタイヤの溝は3分というところです。

ゼロゼロソフテイル-プーリー
左側のプーリー固定ボルトがかなり固いです。ねじロック剤がたっぷり塗ってありましたがなんとか外れました。

ゼロゼロソフテイル-ローター固定ボルト
ローター固定ボルトはトルクスですが、フロントとサイズが違います。T45です。しかも固いので外すのはあきらめました。ネットで検索すると、温めてはずすとよいそうです。

ゼロゼロソフテイル-洗浄前
ビードを落とすのにかなり苦労しましたが、なんとかタイヤとチューブも外しました。タイヤレバーだけでは無理だったので、ビード落としが役立ちました。買った甲斐があったというものです。リム内部はやや錆や汚れがあります。

ゼロゼロソフテイル-洗浄後
お風呂できれいに磨きました。研磨剤を含んだスポンジでごしごしやるとこうなります。リムにかけられためっきは頑丈なのでごしごしやっても光るばかりでした。ちなみに、リヤのリムはイタリア製で、CMRというブランド名が入っていました。リム内部にはフロントのような溝も無いのでこれはエア漏れもなさそうです。

ゼロゼロソフテイル-作業後
テープ貼りの作業はフロントよりも簡単でした。慣れたもんです。

ゼロゼロソフテイル-バルブ周り
フロントとの違いはバルブ周りです。テープをカッターで切って避けてあります。こちらのほうが簡単です。

ゼロゼロソフテイル-タイヤ
新しいタイヤはこれです。ダンロップのD404F、150/80-16です。ん?エフ?

ゼロゼロソフテイル-リヤタイヤ
なんと、フロント用でした。ここで気づいてももう戻れません。せいぜい毎日のタイヤの点検をこまめにします。

ゼロゼロソフテイル-完成
完成図です。

試しに走りに行きました。これという違いは鈍感な僕には指摘できませんが、軽快かつ快適に走行できます。こころなしか車体が軽くなった気がします。エア漏れもありません。チューブレスはパンクに強いので安心感があります。

かかった費用のうち、OUTEXで購入したチューブレスキットは下記のとおりです。
ソフテイル21インチようのキットが出れば、追加分の費用は発生しないはずなのが残念です。

・ クリアチューブレスキット、ダイナ用 11970円
・ 追加分 シールテープと保護シート 6745円
・ フロントタイヤ D402 MH90-21 M/C 11266円
・ リヤタイヤ D404 150/80-16 11266円
・ 上記送料 1050円

モニターキャンペーンをしているので、これからキャッシュバックがあるかもしれません。
そのほかに必要なのはタイヤ交換ができる工具一式なので、ビード落とし、タイヤレバーなど。
それからカッターナイフとはさみと洗剤、脱脂剤ぐらいでよさそうです。

タイヤ交換ぐらいできる、という人は挑戦することをおすすめします。
翌朝、バスコークでシールをしたホイールはまだバッチリエアを保持していました。

ゼロゼロソフテイル-完成
そのまま車体に装着

ゼロゼロソフテイル-新しいタイヤ
タイヤが新しくなると気分がいいです。最初は滑りやすいので皮むきと称してならしをします。

ゼロゼロソフテイル-ホイール内部
ちなみに、話が前後しますがFXSTソフテイルスタンダードの純正21インチスポークホイールのリム内部寸法です。OUTEXでチューブレスキットを注文するときに使った画像です。

ゼロゼロソフテイル-ジャッキ
一部の軽いバイクを除いて、普通にホイールの着脱をしようと思うとこういうジャッキが必要です。ハーレーでは一般的な車のジャッキを二つ溶接したもので、フレーム下部に差し込んで使います。とても便利です。難点は収納時に長くて重いことです。

さて、次はいよいよ走行してみます。

注意:
このブログで紹介している方法は推奨された方法ではありません。参考にする際は個人の責任でお願いします。
OUTEXのチューブレスキットを施工した後、ホイールにエアを入れた翌日、タイヤのエアは見事に抜けていました。テープを貼るのは難しかったので、どこかで失敗したのかもしれないと思っていました。

ゼロゼロソフテイル-エア漏れチェック
その推測だと、どこかのニップルからエアが漏れるはずです。自転車用ポンプでエアをもう一回充填して、スプレー式洗剤をふりかけました。すると、

ゼロゼロソフテイル-なんと
何とエア漏れはニップルではなくビード部分でした。つまりテープでやったところではなく、そもそもリムとタイヤのところです。

ゼロゼロソフテイル-あっちも
一箇所だけではありません。ここにもありました。

ゼロゼロソフテイル-こっちも
こっちもです。ガムテープでしるしをつけてあります。合計で左右両方とも3~4箇所ありました。

しかし、実際にリム内部を見ても、エアが漏れる傷や錆などは見当たりません。リム継ぎ目がもれやすいのは当然ですが、ホイール一本で不規則に7箇所ももれているのは異常です。ネットで検索すると「ビードシーラー」なる液体を塗るとこういうエア漏れの予防になるとありました。しかし!

ゼロゼロソフテイル-たてじま
発見しました。DID、日本製のハーレーのリムの内側には縦の溝が切られているじゃないですか。チューブレスタイヤが内圧で押さえつけられて空気をシールするのは、リムのラジアル方向の面よりも、この壁の内側のはずです。そこに縦溝があればシール性が悪いのは当然です。
このリムはチューブ専用ですから、チューブレス化を考慮されていないのでしょう。縦溝はタイヤとホイールがブレーキの力でずれるのを防いでいるのでしょうか。

ということを、オートバックスのアルミホイールを何気なく見ていて気づきました。これが原因なら、ホイールから不規則にエア漏れしたことも納得できます。

ゼロゼロソフテイル-バスコーク
リムの溝を埋めようと考えました。パテというより、硬化しても柔軟性があるもの。シールです。塗料というより粘度が高そうなものが理想でした。ホームセンターで偶然いいものを見つけました。お風呂などの隙間に埋めるシール剤です。セメダイン製のバスコーク、色はグレーにしました。一晩で乾きますが、硬化後もゴムのようになるのがパッケージのサンプルで触って確かめられます。

ゼロゼロソフテイル-バスコークを塗りつける
早速リムの縦じまのところに塗ってみます。指で押さえて、縞に行き渡るように。薄くなのでバスコークのチューブの2割も使わずにフロントホイールの左右の縞を埋められました。いい感じです。

2時間の乾燥の後、半乾きのままでホイールを組んでエアを充填しました。
かれこれ、タイヤの着脱もうまくなりました。さすがにチューブレスタイヤは取り扱いが簡単です。

その3につづく。