いつも体に触れている部分にこだわれ、とはバイクや車のカスタムでよく言われることです。


grip1
メーカーは忘れました。取り付けた感じは色と形がかなりいいです。グレーの部分がフレームの色に近いからかもしれません。形はちょっと爬虫類的な感じです。グリップの基本は円柱形ですが、最近はMTB用も含めて平らな部分が広いものが増えてきました。

grip bicycle comfortなどでググると結構出ます。Ergonのグリップも考えましたが、アルミのクランプ部分が大きく、形も丸っこくて渋い感じにはなりませんでした。Specializedなどもいろいろな形を展開しているのでいいのが見つかりそうです。


grip2
この平たいところに手のひらを乗せる感じで使います。実は長すぎたので10mmほど内側を切って短くしました。


grip3
見えにくいですが、外側の前後のイモねじでハンドルに固定します。ということはねじを緩めることで脱着可能であり、ブレーキや変速レバーを含めてメンテナンス性がとても高いです。また、ハンドルエンドのキャップのデザインも薄くすっきりしていて好印象です。

なかなかハーレーの話になりませんし、自転車の話の別ネタもまだまだありますがサドルパート2です。


saddle1
ブルックスのB17の話の続きです。

サドルの前後にリベットの頭が見えます。というのも、このリベットで革をフレームに固定しているのです。見えにくいですが、前の方に調整用のボルトがあります。モーターサイクルのサドルに飾りで付けているスタッドとは違うのです。


saddleback
裏はこんな風になっています。サドル中央部はどこにも接していません。

前後のフレームの間は革が前後に引っ張られたようになっていて、革自体が伸縮することで衝撃を吸収するという素材本位の構造なのです。買って説明書を読むまで知りませんでした。革は使ううちに伸びるので、サドル前方のボルトをまわすことにより張りを調整しなければなりません。いわば太鼓状態です。


スパナ一本で簡単な調整ですが、経年劣化を感じながらベストセッティングを探すというのはマニア好みです。モーターサイクルだと近年はシートにはたいていシートベース(板)があり、その上にウレタンなどを貼り、合皮をかぶせるのが主流です。1940年ごろのハーレーなどには革のサドルの裏にスプリングが張ってあるのもありましたが、ブルックスなど自転車の革サドルはそんな時代に通じるものです。


frontup
取り付けはちょっと前上がりにセッティングしています。座ったときに前にずれるのを防いで快適にペダリングできるという機能的な理由が第一です。その他に、ダウンヒルや4Xなど下り系MTBレースやBMXでもサドルは前上がりになっているのを取り入れているとも言えます。たぶん下りだとサドルが前上がりになっているのがちょうどいいからでしょう。クルーザーにもそうしたレーサー的要素をほんのり盛り込むとクールになります。


革の張りもすこし緩めました。お尻の骨が革にあたっても痛くないようになってきたわけです。サドルにお尻の形が見えてきたり、革がヤレてきてからが本領発揮です。

フレームこそが自転車そのもので、あとは部品だというのが一般的な理解なのです。フレームはそう簡単に変更できません。言い換えると、フレーム以外の部品は交換できるということです。


frame

溶接跡などが残るデザインです。本当にスチールベースにクリアだけなのかどうかはわかりませんが、各社比較しても一番バランスの取れた形です。特にメインチューブのふくらみと下部の直線がいいところです。素材は鋼(鉄)で重量はかなりあります。自転車総重量は気になるところなので後日量って報告します。


maintube


フレームのストックからの変更点としては、まず黄色いデザインが変だったのでメインチューブを黒く塗りつぶしました。本当はタンク横にあたる部分にワンポイントで何かフリーハンドで入れたいと企んでいます。うっかりするとダサくなるので要注意です。


それから、リヤのエンド幅を8段が入るように広げました。もともと内装3段が取り付く幅(127.4mm?)だったので力技で132mmぐらいにしました。


女性用のビーチクルーザー(クルーザー)はメインチューブが低くなっていてまたぎやすくなっていますが、デザイン的にはちょっと骨抜きな感じになることが多いです。それよりいっそ男性用フレームで乗っている女性のほうがクールです。