それまでは時間問わず、ぐずっていたと
言うほうが正しいかも知れません。
しかし、主婦の夕方は忙しい。
洗濯物取り込み、たたみ
晩御飯の支度、自分自身もご飯を食べないといけません。
オンブで対処するものの…
座ると泣く。
止まると泣く。
背中は賑やかです。
そうなると、どうせ泣くなら下ろしておこうと、なります。私だけ?
(肩、腰のダメージも、耳へのダメージもたまらないので)
もちろん降ろされたので、さらにギャン泣。
忙いで、ご飯まで食べ抱っこします。
しかし赤子の降ろされた怨みはなかなか消えません。
生まれたての頃は、なんでも ぎゃーぎゃーでしたが
最近は、なにやら文句らしいものを言いながら泣きます。
赤ちゃんの泣き止ませに、赤ちゃんが出す音を
親も出すというのがあるので、
どうせなら通訳らしい事をしてみます。
「んぎゃんぎゃーんぎゃうあうあう!」
「ママのバカー!下ろすなんてひどいよ!」

「あうあうあうあうー!んぎゃー!」
「ばかばかばかー!ママのばかー!」
「あうあうあーう!んぎゃんぎゃ!」
「下ろしてなんて!息子(名前)言ってないー!」
「あーうあうあう!ぎゃわーん!」
「ママは何にもわかってない!」

「ぎゃわぎゃわぎゃわわ~!」
「息子は抱っこが大好きなのに~!」
「あーうあうあう!あうあう!」
「息子はママを愛してるのに!」
ぴたり



…ふぇ…

「あーうあうあう!おぅおぅ!」
「ママのバカバカー!適当に通訳するなー!」

「ぎゃわぎゃわぎゃわ~ん!」
「本当にママは何にもわかってな~い!」
「あうううあううう おーうおう」
「息子は、ダッコしてほしいだけなのにー!」
「あーうぉうおうおぅおぅ!」
「息子は美人なママが好きなのにー!」
ぴたり



偶然だと思いたいですが、
脚色激しい通訳に
泣きが止まる息子なのでした。