頚髄症(頚椎症性脊髄症)の手術をした次の日の話 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

長い夜だった。寝れないわけでもないが、なんせ体が痛い。

冷蔵庫まで手も伸ばせないので、ぬるい水をちょいちょい飲みながら生きようとする。無くなったら様子を見にいた看護士さんに補充してもらうのだ。

 

短い睡眠を繰り返し、痛い腰やお尻を少しずつ動かしてだましだまし乗り切った一晩。

人は水だけでも元気になれる。

 

朝食が出てきた。重湯とかゼリー。赤ちゃんみたいな食事だがうまい。

なんせ1日絶食しているので、流動食でも致し方ない。

味をかみしめながら、カラーもあるので大きく開かない口で流し込む。

生きている気がする。

 

すると突然の吐き気からの全嘔吐

テーブルに置かれている受け皿みたいなのを顎につけて必死に受け止める。危うくこぼれそうだ、ナースコールを押さなければ。

ところがナースは忙しい。そりゃそうだ、患者は一人ではないから。

吐いた状態で必死でこぼれないように耐えながら、右手を伸ばしてナースコールボタンを押す。

「どうしましたかー?」

吐いている途中なので話せないし、ナースコールまで遠くて声が通らない

「あ、、の、、、げぼっ、、、吐いちゃっ、、げぶぉっ、、あの、、げろげろげろ」

 

伝わらなくてもそのうち来てくれる。これが病院。なんとかこぼす前に来てくれたのでうれしかった。

なお、この後もう一回同じ事象に襲われて、痛み止めの麻薬かなぁという話になった。

そう、フェンタニルである。あいつの投入音がぴぴっ、ウィーンってなってから吐き気がする(気がする)

 

投与量を大幅に減らしたことで、そのあとは吐かずに過ごせた。麻薬怖い。

麻薬なんだから気持ちよくしてくれよせめて。

 

なお、吐き気といっても一瞬で吐いたら終わり。二日酔いに比べれば大したことない気もした。

 

昼、夜の食事も完食した。

食欲はある。が、口が開けづらいので食べにくい。

そして、なにより胸がつかえる感じがする。

まぁあれか呼吸器を入れたりしたから、気道あたりが炎症でも起こしているのか…

と思っていた時期もありました。詳しくは後遺症の回で