三菱自動車、燃費不正で3度目の危機へ
個人的にはまたかーという思いとともに、賠償金がすごそう+三菱の看板はずされる(支援してもらえない)んじゃないかと心配になってしまった。
空飛ぶタイヤの題材にもなった、三菱リコール隠しも記憶に新しい。これも2000年に入ってからの事件だ。
正直この間ということであり、全く内部体制は変わっておらず当事者意識もなし、現場からおかしいの声があげられない(あげる気もない?)という状態がそのままということになる。
今回の事件で言えば、不信感はすごいけど人は死なない。タカタとも前回のタイヤはずれや発火が多いリコールとも違う。
だけど信頼感のなさが半端ではない。
数値のごまかしは一部長がやっていたということであるが、数値を出す担当者、その部長、関わりのある技術者、確認する社員、役員、何度も何度も確認はできたはず。
そして事件があったあとだから目安箱ではないけど、コンプライアンス窓口とかが絶対あるはずなのに、不正に対して声が上げられない体質がやばい。
他の会社がやっているかどうかはこの場合関係なく、社内で行われている”慣例となっている”不正に関しては問題ないと思っていると言うことになるからだ。
これでは膿を一掃したとか、社員一丸となってという発言も空虚すぎるものになるし、何を言ってももう信じられない。
仏の顔も三度まで、三度目の正直などというけど今回ばかりは三菱自動車の行く末は限りなく終わりに近い気がする。
なぜ日産が指摘(発表)したのか、自分も損するのに。という声もあり三菱自動車をつぶす気なのかという噂もあるが、なんのことはない。
今まで三菱自動車でやっていた検査を日産が自前でやったらどうしても数値があわない。どうやっていたのか聞いたら、やってはいけない方法で数値がごまかされていた。
普通の会社であれば、裏もなくそれは公表する事実。日産は当たり前のことをしただけである。
”正しいことをやる”、”ルールを守る”。基本ができない会社に未来は見えない。