イオンに見るGMS事業のむつかしさ。 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

イオン、V字回復にも厳しい声が上がる理由

イオン8267の連結事業構成はGMS事業45、SM事業29、他26となっている。
GMSは総合スーパー、SMは食品スーパーで俗にいうスーパーマーケットのことだ。

正直郊外型のイオンモールなどの集客力はすごいとどこに行っても思う。田舎にいけばいくほど行くところがないからショッピングモールに人が集まっているようだ。
人の流れがあればいくらでも商機はあり、売り上げにもつながる。

GMSは衣料品が売れないとすぐに赤字になったりするイメージが強い。特に暖冬でファーストリテイリングが厳しいと言われている今年はなおさらかもしれない。
PBなどの開発で昔よりおしゃれで買いやすいものも増え、利益率も改善しているのかもしれないがやはり時代にあっていないのがGMSなのかもしれない。

SMは食品、生鮮品なのでやはり仕入など上流の工夫などで利幅も大きく変わる。直近の決算では買収なども含めてSMの利益幅が大きく増えたと出ていた。ダイエーなども黒字化が見えているということで、今後のネック、話題になるのはGMS事業がどうなるかということだろう。

GMS事業の価値とは何か、SMだけではない複合的なスーパーの立ち位置。全国画一的なものではなく地元密着の商品仕入れ。言うのは簡単だけどスタンダードを作るのは一朝一夕にはいかない。
ここ10年でもどうあるべきか色々な展開がされてきたとおもう。ファストファッションに代表される専門店をいれているところも増えた。
イオンやセブンアンドアイは今後の小売りの形を今検証しながら作っているのだなーと。

個人的にはGMSで色々揃うのはわかるが、外に出づらい老人も増えてくることを考えると個配(生鮮品や惣菜などの加工品)、定期便、それらを通じた地域コミュニティの中心となる施策、自治体とのタッグなど衣食住のうち二つの衣食をまかなえるGMSだからこそできることはまだまだ多いと思う。
ITベンチャーなどでそのあたりの技術や仕組みを提供できるところとフィジビリを行うのもおもしろいのではないだろうか。