ネット上の論争で注目。日本の貧困率16.1%、一人親世帯だと54.6%に@Y!ニュース
日本の貧困率と言った場合、どういった状況を指すのか。
悪化する日本の「貧困率」@nippon.com
こちらにあるように厚労省の国民生活基礎調査によると「等価可処分所得の中央値の半分の額に当たる「貧困線」(2012年は122万円)に満たない世帯の割合を示す「相対的貧困率」が16.1%」となっている。
簡単に言うと家族一人当たりに使えるお金が中央値(一番その金額をもらっている層がいるところ。平均値ではない)の半分以下だと貧困という部類に入るようだ。
2012年には122万とあるので、中央値は244万。あくまで可処分所得なので、名目で300万少し超えるあたりだろうか。
ボーナスなしとすると、月収が25万程度となる。
貧困である120万円の可処分所得ということは月額10万円(税金や社会保険は除くので使えるお金)。
東京を代表とする大都市ではかなり苦しいのはわかる。
逆に東京でその金額しか稼げないのはレアだ。
次に貧困とはという意味で、世界を見てみよう。
世界銀行が言う貧困は絶対的貧困と呼ばれ、1.25ドル/日以下の生活を行う人たちを指す。
未だに世界で12億人くらいがこの絶対的貧困にあり、さらに2ドル/日ともなると世界の半分30億人くらいが対象となる。
比較するべきでもないが、日本の貧困である相対的貧困は月額10万円なので3000円/日以上。
難民になるような危機もなく、水と安全はタダと言われる日本で貧困とはいったい何だろうか。
安倍さんは難民と移民の問題を勘違いしたのか、談話で世界をぽかーんとさせた。正直日本に生まれただけで世界から見れば羨望の的。
マズロー5段階でいうところの、生理的・安全は日本なら当たり前のように達成。
相対的貧困だと社会的欲求は満たされないのだろうか?尊厳欲求と自己実現欲求は高次の欲求だが、月額10万円じゃ何もできないと言う人もいれば、十分に人生を楽しめる人もいる。
貧困と不幸はイコールではないと個人的には思います。
子供たちの教育機会が失われるというのであれば、その部分は公的な補助を入れればいい。
お金がないからかわいそう的な議論は日本ではあまりあっていない気がしてなりません。