
きょむとたたかう
ともだちもいる
しごともある
かのじょもいるし
なにふじゆうない
なのになぜ
きづけばそこにきょむがあるの?
きれいなひとをみてしあわせなきぶんになり
おいしいものをたべてにやける
ともとさけをのみ
ひとにしたわれもする
ただなにをしてもきえないきょむに
ぼくらはどれだけなやむのだろう
よっぽどかんじなければしあわせなのか
いや、きょむととなりあわせだからこそたのしいのではないか
じぶんではおわれないたびをみんなすすむ
よっぽどなくなればかんたんなのに
のこしていくひとびとの、なかまのかなしみをそうぞうしてふみとどまる
いまそこにあるきょむ
うめようのないぽっかりとしたあなにめをおとす