パンデミック宣言だけど、昔との違いも考えるべきかな。 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

とうとうフェーズ6へ。
WHOは警戒度を一番高い6へ引き上げて、パンデミック状態にあることを宣言した。

これは100万人以上が死亡したといわれる香港風邪以来41年ぶり。
確かに感染力はかなり強く、医療制度・公衆衛生が世界最高水準にある日本でさえ都道府県レベルで未だに拡大が続いている。これは豚インフル恐るべし以外の何者ではない。
WHOが宣言するように、医療制度の整っていない途上国にウイルスが入った場合、それこそおそるべき速度で流行し、死者まで増えていくだろう。

だけどフェース6への移行は現代人にありがちなやや過敏な反応かなとも思う。
発展途上国に広がった場合でも100万には遠く及ばないだろうし、41年前と今では交通網の発達もまったく違う。おそらく香港風邪がはやった時代に、今のような交通網があればもっと恐るべき被害者が出ていただろう。交通網の比較だけで、パンデミックか否かを判断するのも問題があるけど、今までのパンデミックに比べたらそうでもない気がするのは自分だけかな。

まぁフェーズ6になろうがなりまいが、東京を例にとるともう日本のマスクブームは去った気がする。
さすがに今更買おうとも思わないしな。
あ、自分がかかった場合は別として。



<新型インフル>警戒度6「世界的大流行」宣言…WHO
【ジュネーブ澤田克己】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は11日夕(日本時間12日未明)、新型インフルエンザの警戒度を現行の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」へ引き上げると発表した。インフルエンザのパンデミック発生は、世界中で約100万人が死亡した1968年の香港風邪以来41年ぶり。

【関連特集】図説から最新ニュースまで 新型インフルエンザ

 ◇41年ぶり「大流行」

 チャン事務局長は会見で「感染の状況はフェーズ6の条件を満たしている」と話し「今後の感染の拡大は避けられない」とした。同日開いた専門家による緊急委員会や、前日までの各国との協議を総合的に判断してフェーズ6を宣言した模様だ。

 ただ、現段階ではウイルスは大きな変異を起こしておらず、特に治療の必要がない程度の軽症患者が多い。事務局長は「(新型インフルエンザは)重症度からみると世界的に中等度となっていると言える」とし「国境封鎖や旅行・貿易の制限はしないよう」呼び掛けた。

 現行規定に基づくフェーズ6引き上げの条件は、世界の複数地域で「地域社会レベルの持続的感染が起きている」ことだ。メキシコと米国に加え、日本や英国などで感染が拡大したうえ、これから冬に向かう南半球のオーストラリアで感染が1200人以上と急拡大していることを重視したとみられる。

 WHOは5月の総会時、パンデミック宣言がもたらす社会的混乱を恐れる日本や英国などからの反発を受けて、基準見直しを表明していたが、その後、軌道修正を図っていた。

 WHOは4月24日、メキシコで豚インフルエンザ感染を疑われる死者が多数出ていると発表。「フェーズ3」だった警戒度は、同月27日に新型インフルエンザ発生を意味する「4」、29日にパンデミックが目前に迫っていると警告する「5」へと引き上げられていた。WHOによると感染者は世界で2万7737人、死者は141人にのぼっている。