小売りの最古参はどう変われるのか。 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

三越の収益改善が合併の正否と言われていた三越伊勢丹連合。
計4店舗閉鎖はかなり大きな動きだ。

8月の全国百貨店売上高は、6カ月連続で前年を下回っている。猛暑、オリンピックのテレビ観戦、豪雨などで来店客数が減るとともに、消費者心理を冷え込ま せる景気後退や物価高も大きな要因となった。また、消費者を呼び戻すための店舗の改装工事も来客数を減らす要因になったと言われている。

9月に入りリーマン破綻をはじめアメリカを中心とした金融危機によって、消費者心理はさらに冷え込むことが予想されるので小売りはさらにつらい時期に入るだろう。
年末商戦をどう闘うかでどれだけがんばれるか。

同業他社との戦い(今回の池袋三越のように副都心線開通による商圏のかぶりなど)もだが、業界としての転換期にあると思う。
購買層の変化、消費者が百貨店に求めるものなどを捉え、これから百貨店の強みをどう変化させて行くのかが求められている。

三越が池袋などの4店舗閉鎖へ、国内直営店で初(読売新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080925-00000007-yom-bus_all

 大手百貨店の三越と伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングスは24日、東京都内の「池袋三越」「武蔵村山三越」の2店舗と、「名取三越」(宮城県名取市)、「鹿児島三越」(鹿児島市)の計4店舗を閉鎖する方針を固めた。

 11月に発表する中期経営計画に盛り込む。25日にも三越が発表する。

 不採算店舗のリストラを進めて収益力を向上させる考えだ。雇用などに一定の影響を及ぼすことから、地元自治体などとの調整を進めている。

 三越伊勢丹ホールディングスが今年4月に発足して以来、国内直営店の閉鎖は初めてだ。

 池袋三越については、今年6月の東京メトロ副都心線の開業で、同じ沿線の伊勢丹新宿本店と商圏が重複すると判断した模様だ。鹿児島三越は建物の老朽化が進んでいた。

 武蔵村山店は06年、名取店は07年に、郊外型ショッピングセンターの中核テナントとして出店したばかりだが、いずれも業績が振るわない。

 今春には伊勢丹が地場百貨店と合弁で運営していた小倉伊勢丹(北九州市)から資本を引き揚げ、事業撤退した。

 また、2009年にかけてドイツの三越系3店舗と、中国の伊勢丹系1店舗を閉鎖する方針を明らかにしている。