秋葉原無差別殺傷事件に関して。
人との付き合いが希薄。派遣社員。
現代の縮図がそこにはあるのかもしれない。
「死ぬ気になればなんでもできる。という人は普段からなんでもできるからそんなことがいえる。」
なんてことを言っていたらしい。
頭は悪くないんだろう。
友達がいない。彼女がいない。
発言の裏側には自身の自信のなさがうかがえる。
個のアイディンティティのなさというか、「我思う、故に我必要なし」という考えか。
友達がいないなら作ればいい。彼女がいないなら作ればいい。
全ては人付き合いという煩わしさを含む行動の結果に現れる。
生物は絶対的な存在ではない。と思う。
特に人間のような脳が肥大した生き物は相対的存在だ。
世界で一人だけの人間になったら、存在は確立されるだろうか?
それこそ相当の個を持っていない限り、精神的に壊れてしまうだろう。
人間は相対的生き物。
人と関わり合うことで自分の存在を認識できる。
浦沢直樹の「モンスター」の世界観にもあったように、他人に自分を認識されてこその個なのだ。
人とのつながりを自分から切った時点で生きている意味も薄くなる。
こんなに人がいるのに、自分を認識してくれないと感じるかもしれない。
オフ会でもいいじゃない。職場の人と飲みにいくでもいいじゃない。ネトゲでパーティーを組むとか、ネット掲示板で語るだけでもいい。
つながりが世界を作り上げるのだから。
それにしてもテレビや雑誌の情報を鵜呑みにするのは嫌いだ。
それらは大衆で話題になるような表現を意図的に行うから。
酒鬼薔薇と同じ年、怖い」母は加藤容疑者におびえていた…秋葉原通り魔事件
6月10日8時2分配信 スポーツ報知
7人が死亡、10人が負傷した東京・秋葉原の無差別殺傷事件。逮捕された派遣社員・加藤智大容疑者(25)の母親が、1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件を引き合いに出し、容疑者を恐れていたことが9日、分かった。
青森市内にある加藤容疑者の実家には多くの報道陣が詰め掛けたが、カーテンが閉められたまま人の気配はなかった。
両親と弟の4人家族だった加藤容疑者は、高校卒業までこの自宅で暮らした。近所の住民によると、教育熱心だった両親から厳しく育てられたという。子供のころしかられた加藤容疑者が、玄関前に閉め出され、泣き叫ぶ声を聞いた住民も少なくない。真冬の極寒の中、薄着で外にいる姿も目撃されている。「しつけか、虐待か分からなかった」(ある住民)
そんな加藤容疑者を母親は複雑な目で見ていたようだ。母親は高校時代の容疑者について親しい知人に「2人で食事するのがとても苦痛。(97年に神戸市で連続児童殺傷事件を起こした少年)『酒鬼薔薇聖斗』と同じ年なんだよ。怖いんだ」と漏らしている。具体的に何が怖いかは語らなかったが、おびえた様子だったという。
加藤容疑者は、小学校の卒業文集で自らの性格を「短気」「強情」「鈍感」「どじ」と表現。一方で、卒業までの6年間を「5万2560時間」と時間に直して表記したりしていた。「もっといろんなことをしとけばよかった」「こうかい先にたたず」と結んでいる。
中学校時代の卒業文集には、ゲームの美少女キャラクターを描いた自筆の絵も。自己アピールの欄には名前や住所、電話番号以外をすべて英語で記述。自分の弱点を「過去を問われること」とし、性格を「ひねくれ者(CROOKED)」と書いている。
加藤容疑者が高校卒業後は、弟も仙台の学校に進学。金融機関に勤める父親は仙台の店舗と青森の自宅を行き来する生活だったが、昨年3月から青森の店舗に勤務している。両親は昨年夏から別居状態で現在、実家は父親が一人暮らし。事件のあった8日夕、会社に電話を入れ「息子が事件を起こしたので休暇を取りたい」と連絡してきたという。その後、父親の姿は目撃されていない。
◆神戸連続児童殺傷事件 1997年3月、神戸市須磨区の住宅街で、女児ばかりを狙った通り魔事件が連続して発生。ハンマーで殴られた小4女児が死亡。5月には同区内の市立中学正門前に、行方不明だった小6男児の切断した頭部を発見。直後、「酒鬼薔薇聖斗」名義で地元新聞社に犯行声明文が送られるなどしたが6月、当時14歳の中2少年を逮捕。関東医療少年院に収容され、05年1月に退院。現在は25歳になる。