府政改革の行方 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

「私が何か悪いことしましたか?」
12%の給与カットを言い渡された府職員組合組員の発言だ。

5兆円の借金を抱える団体で、大した努力もせず、クビというリスクも負わず、給料だけは右肩上がりを維持しろという。
「あなたは府政に必要ですか?」と聞きたい。
ただ借金を増やしているだけではないのか。

血のにじむような努力をしたというかもしれない。
だけど考えてほしい。
民間でいう努力とは「結果」をともなっての「努力」だ。
借金を増やし続ける状態でいわれても説得力は欠片もない。
それは努力ではなく、見せかけのパフォーマンスだ。

この組員は「今年娘が高校を卒業するので、大学にいかせたいんですよ」と言っていた。
たしかに娘はいけるかもしれないが、孫の代には確実に財政再建団体だ。
最低限の保障以外はない、厳しい生活は今回のような改革の比ではないだろう。

その現実をわからず生きている職員、議員、府民に聞いてみたい。
「あなたたちが享受している利益は、将来の子供達の不利益に他ならない。」
「あなたたちの子供、孫からお金を奪って自分の生活を豊かにすることに疑問はありませんか?」

おそらく今回の橋本知事の改革案には反対が多く出てくるだろう。
ほとんどが議会を通らないかもしれない。
抵抗勢力というとなんだかかっこいいが、単に既得権益を守るワルモノだ。

ゼロベースで当たり前のことを当たり前に。
ただこれだけのことをやるのが難しいのは、既得権器をむさぼる構造とそれに安住する今の住民が原因であることを認めたくない人達が大多数だからか。それとも考える素地がないのか。

いや、住民がそれらを考える環境を作ってこなかった衆愚政治の結果でもあるわけだが。