臓器移植のブローカーというとなんか響きが非常に悪い。
人を殺してでも臓器をもってくるようなイメージがつきまとう。
臓器移植、仲介者か中国で日本人拘束
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071012-00000415-yom-int
実際問題、臓器移植を待っている人は数え切れない。
中国は人口も多く、その意味では一番臓器提供が多いと考えられる。
問題はその提供の方法だろう。
たとえば日本人やアメリカ人であれば相当なお金を払って臓器移植を希望する。
生きていて健康な中国の貧困層がお金のために臓器を売るなどということは倫理的にあってはならない。
だまされているなどではなく、情報の非対称性がない状態で貧困で生命の危機に瀕している人たちが生きるためにどうしても臓器を売りたい。といわれる状態ならどーしようもない気がするけれど。
中国には次のような話もあるらしい。
中国における死刑囚からの臓器移植
http://homepage1.nifty.com/awaya/hp/ronbun/r008.html
死刑囚は年間に数千人に及ぶといわれ、その分だけの臓器が移植されていると考えたらかなりの需要をみたしていることになるだろう。
人が多いということは、移植を希望する人も多いのだ。
だけどお金的な問題で移植を受けられずに亡くなっていく方も多いと聞く。
自国内でもお金を持っている人や官僚などが優先されているようだ。(あたりまえだが)
果たして、その次に優先されるのは海外のお金持ちなのか、それとも中国国内のお金がないけど移植希望者なのか。
個人的には死刑囚からの移植は日本であってもやっていいような気がする。
死刑の規定の中に移植規定を入れてしまえばいい。
表現は悪いが明日死ぬかもしれないと移植を待っている人にとって、利用できる臓器をただ燃やすのは資源の無駄遣いにしか思えないから。。
倫理的にどーなのかはわからないけど、個人的な倫理観としてはありだと思う。