こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
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【激動の1ヶ月編】⑤ あの引越会社が倒産に至るまで
★9月19日以降 民事再生その後、保全命令、取引先との交渉①
「今日この後、
民事再生の申し立てをします!」
○○社長はひと通りの経緯を説明すると
(時間にして5分程度)大阪地裁へ向かいました。
残された我々は、民事再生後の対応を決めることになりました。
一般顧客に対してのアナウンスは?
法人営業部のクライアントに対しては?
北海道、東北、沖縄、九州などのフランチャイズに対しては?
物損などのクレーム対応は?
保管した荷物に対しての処理は?
その他、買い掛けで仕入れているところは今後は現金で買うのか?
ex.資材全般、ガソリン、経由、車部品、修理、電気工事、その他ほとんどの物
残された課題は山積しています。
ましてやこの対応には一刻の猶予も有りません。
ここでもショッキングな出来事(発言)がありました。
「オレが出るとみんなモノが言えなくなるから表には出ないようにするわ!」
「合田!お前に任せるから頼むわ!」
声の主は私の上司の専務でした。
日頃は仕入れ担当として大きな顔をされていたのですが、
こんな時になると逃げるんですね?
この時も私の中で何かが切れました。
「多分、債権者の方たちは、直接専務の口から説明を欲しがりますよ。どうしますか?」
私の問いかけに専務は、
「オレはそんなのには出ない!お前がやってくれ!」
とてもみっともない男でした。
こんな男を立ててたなんて…
民事再生というと、和議法や会社更生法と違って、
現経営陣の責任を問われることは有りません。
今の(会社を傾かせた)経営陣が居座って、
そのまま会社の経営にあたるのです。
「たとえ会社に支援企業が付いた所で、
この経営陣の下で仕事を続けるのは出来ない!」
誰もが同じ思いだったのではないでしょうか?
でも私の中では吹っ切れていました。
「こうなったら自分の今後の為にも、キッチリと終わらせてやろう。」
そう言うと、私は東京の法人部長と二人で全ての分担をしました。
他のエリアの事業部長は何もやることはありません。
実はこれには、○○社長、上司だった専務が絡む、大きな仕掛けが仕組んで有りました。
しかし倒産の前日の夜、それは発覚しました。
私はその計画を潰すことになります。
この辺りはもう少し後になってから書くことにします。
なかなか痛快な顛末ですよ(笑)
今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございます。