囲碁の定石は丸暗記しても意味がないとよく言われますが、林海峰名誉天元も著書にまずは丸暗記でも定石を覚えるべきだと書いていらっしゃいました。

定石を覚えて二目弱くなり

という川柳がありますが、ヨセで間違えてばかりいるアマチュアが二目弱くなったところでどうということはないです。置き石にして二目弱くなるというのであれば、ある意味すごいです。囲碁はやめて将棋を始めましょう。(・∀・)

僕はアマチュアはつまるところ、定石は理解するというより覚えるしかないと思います。

ゴキゲン中飛車

有名なツケヒキ定石です。

ゴキゲン中飛車

江戸時代、太田雄蔵は辺を重視するため1と打ちました。

しかし、すでにカケツイである石へハサミツケるというのは疑問でしょう。現代なら一路右へコスミます。

天保四傑と呼ばれ、本因坊秀策と三十番碁を打った大先生の手を僕みたいなのがどうこう言うのは筋違いですが。

ゴキゲン中飛車

プロの間でこのように打たれたこともありました。

しかし、1を決めてしまうとAの急所へのオキが白に響かないので打たれなくなったのです。

これらはほんの一例でこんなに有名な定石でも様々な変化や考えが含まれているのです。アマチュアにそれらを理解して打てというのは無理難題だと思います。

定石など覚える必要はなく死活と手筋を勉強しておけばいいという人がまれにいますが、定石を知らずになにをどう勉強すれば、太田雄蔵を超える手を盤面を見ただけで打てるようになるのかと思いますね。

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