【劇団員の日常】

またも自分の番が回って来ました。楽しみにしていらした方も、そうでないという方も是非温かく御一読下さいませの吉田です。

先日、美容院に行ってきました。自粛自粛とは言いますが髪は自粛せずお構い無しに伸びるわけで、ここ最近は風通しの悪い密な頭をしていたので、仕方なく切って貰うことにしました。

前回切って貰った時には雰囲気が変わるのを恐れるがあまり、ちょっとだけ短くなっただけでスッキリ出来ませんでした。その反省を生かし、今回はバッサリスッキリいこうと心に決めて美容院に向かいました。

ぎっしり身の詰まった肉厚ジューシーキノコヘアーから、さっぱりスポーティー爽やか春モテ男子ヘアーにして貰おうとあれこれ注文しました。切って貰いながら美容師さんと当たり障りのない談笑をし、どんどん頭がさっぱりしていくのを感じていました。

しかし、しばらくして髪が完成に近付くにつれて、ただならぬ失敗の予感が漂い始めました。その予感は確信に変わり、これじゃない感半端ない髪型が完成しました。上手く伝えられなかった悔しさと、これからしばらくこれだぞという恥ずかしさに襲われ、すっかり気落ちして店をあとにしました。

自粛期間ということが幸いして知人に会いにくいため、これをあまり見られずに済むわけですが、鏡に映る自分はいつも悲しげな表情を浮かべています。

散髪って難しいですね。