ゴジラファンを自任する自分(レベル中)ですが、『ゴジラvsコング』は劇場に足を運ばず未見の一本。

 

これは前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』がツマラなかったのがイケない。あんな肩透かし食らったら、さすがに二の足踏みますわ...

 

ただ後日、監督があのアダム・ヴィンガード(『サプライズ』『ザ・ゲスト』サイコー!!)と知って、観に行きゃよかったと思ったそんな作品。アマプラ入りしたなら観るっきゃないぜ。

 

 

「さあ...楽しませてくれよ!!」

 

 

(2022年公開 上映時間/1時間53分 監督/アダム・ヴィンガード)

 

  ストーリー

 

コングとゴジラに古くから因縁があることが判明し、特務機関「モナーク」は髑髏島に第236前哨基地を設置。ゴジラから守る名目でコングを収容した。

 

そんな中、ゴジラが姿を現し、巨大テクノロジー企業「エイペックス・サイバネティクス」本社を襲撃。人類は対抗措置として、コングを髑髏島から連れ出すのだが...

 

  感想


いや~イイっす。バトルバトル怪獣バトル!!

 

前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の消化不良点(薄味ドラマパート大盛)をスッキリ解消。まさに振り切りまくりの本作。

 

登場人物の掘り下げ・恋愛・家族愛...見事なまでにサクッと割愛。本来は重要キャラなはずの芹沢蓮(前2作登場の芹沢博士の息子)演じる小栗旬には気の毒ですが、これこそ怪獣バトルの最適解。

 

そしてキモである「ゴジラ・コング主役対決」の圧倒的ボリューム感。昭和プロレスにありがちな強豪ガイジンあっさり両リンとかではなく。激しい攻防が延々続くまさに四天王プロレス。

 

また双方にちゃんと美味しいトコロを分け与えてるのも好感度高し。ゴジラVSシリーズとして観れば、文句なく及第点はあげられるかと思います。

 

とはいえ、パニック映画的な臨場感・怪獣の巨大感・お話のリアリティ等についてはいささか残念な出来。

 

映像的にもCG臭がキツすぎて、まるで戦隊ロボ戦の上位互換(というか、ある意味ロボ戦の方が上)。伝説の斧みたいの出てくるし、それを器用に使いこなすコングはもはや人間。マジで全てが軽いんだよね...

 

ただ、本作を『ゴジラ −1.0』と比べるのは如何なものかとは思います(WWEとMMAぐらいベクトルが違い過ぎ)。

 

 

相変わらずCG臭はキツいっす。

 

短所には目をつぶり、長所のみに注力した本作。続編も本作キャストが続投しており(陰謀論者のキャラ好き♪)なかなかに面白そうな予感。次はオールナイトで観に行っか!!

 

 

あのゴジラとコングのやり取り...強敵と書いて〇〇と読む。

 

 

満足度 65点