世界を震撼させた《実在の》UFO遭遇事件「レンドルシャム事件」。30年以上の時を経て、廃墟となった米国空軍基地で目にした衝撃の光景とは…?!

 

こんな煽り文句で、POV映画ときたら、UFO・都市伝説好き(ちなみにライト層)は気になって仕方ない。それが本作『クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇』。

 

しかも、予告編はなんと矢追純一ナレーション。もはや好き者だけを狙い撃ちにしているとしか思えません。

 

こんな山師のような予告自体、マトモな映画が気はしませんが、スルーできないのが好き者たる所以。ほとんど濡れ場がないのに、元アイドル主演のソフト〇ルノをレンタルせざるを得ない気持ちというべきか(どーいう表現だよ!!)。

 

 

うーん...しょうがない観るか!!

 

 

 

 

(2015年 上映時間 1時間27分 監督 ダニエル・シンプソン)

 

 

  ストーリー

 

イギリス、レンドルシャムの森林地帯に、秘宝を追うドキュメンタリー撮影クルーの3人が訪れる。


彼らは金属探知機を使い黄金を探していたが、偶然、謎の飛行物体の撮影に成功するのだが...

 

 

  感想

 

辛かった。いやはや、ホントに辛かった。

 

90分に満たない上映時間が、ここまで長尺に感じるとは。もう〇ソ〇ソ〇ソ映画。

 

一応、国防省より漏洩した映像を編集したという体の、フェイクドキュメンタリーを装っているのですが、そんなリアリティ感は微塵もなし!!

 

特にPOV手法で始まったのに、後半はまったく無視する一貫性の無さには辟易。とんでもないことに遭遇してしまった生々しさ、リアルさを体験したいがために、この手の映画に付き合うのに、まったくもって報われず。

 

ストーリーも、なぜにこ奴ら三人の目的に「宝探し」をチョイスするのか??

 

せっかく「レンドルシャム事件」という実際の事件を取り扱っているのだから、素直にそれを取材する話にすればいいのに。素人考えでも話を膨らませるし、リアリティも増せたと思うのだが勿体なさすぎ!!

 

 

しかも、この宝探し自体が軽装備の上、中坊レベルの行き当たりばったり。わざわざ夜間に森の中を探索するとか、登場人物の行動もワケわからんし、そもそも話の面白さにまったく寄与しないという悪循環。

 

 

映画の大半はつまらん会話劇、大きな音、そしてスタッフの照明としか思えない、光の点滅のコケ脅し。とにかく中身が無いスカスカ映画。

 

終盤は、本作予算を全部つぎ込んだかのような場面も出てきますが、気持ちが離れちゃってるので、もう何の感情も湧きません。

 

マジで時間の無駄無駄無駄無駄。こんなの観た自分に反省!!(でも、観ちゃうけど♪)

 

 

 

ヘリの墜落シーンだけはよかった。

 

 

 

満足度 5点