あと残りわずか三ヶ月。思えば遠くへきたもんだ。

 

第1話を除き、あまりに退屈でどうなることかと思った、令和仮面ライダー第四作目『仮面ライダーギーツ』(以下「ギーツ」)ですが...

 

 

 

 

 

 

ここにきて俄然面白くなってきたのはウレシイ誤算。さすがリアル檀黎斗こと高橋 悠也氏(本作メインライター)。

 

ラストに向かって大驀進中の「ギーツ」。第25話から最新5月27日放送の第37話までの感想を、さくっと書いてみたいと思います!!

 

 

 

 

  感想

 

死を賭けたライダーバトルロワイヤルを期待するも、ふたを開ければぬるぬるバトル。ギーツに任せとけば、なんとかなっちゃう「デザイアグランプリ」(以下「デザグラ」)。

 

あまりに緊張感が無さすぎ、失望感を禁じえなかったワケですが、そんなバトロワ的ストーリーはどーでもいいぐらい、最近の話は充実の一途。

 

「仮面ライダー」としてはもちろん、SF作品としてもキッチリ観賞できる。これは本当に素晴らしい!!(前二作〇イバー、〇バイスとはエライ違い)。

 

 

「デザグラ」は未来人の娯楽、リアリティショーということが中盤早々に判明したワケですが、その後に明らかになっていく様々な真実、そして彼らの行動にご都合主義的矛盾点が感じられないため、お話に素直に乗っかっていけるんですよね~。

 

 

そして主人公ギーツこと浮世 英寿( うきよ えーす )の衝撃の正体。

 

 

 

なぜ「デザグラ」で不敗なのか。天才的な戦闘センスはどうやって得たものなのか。

 

その理由が、ここまで重いものだったとは...。フツーの人間なら発狂間違いなしのこの境遇。ライダー史上、一番キッツイ人生を歩んでいるのではないでしょうか。

 

しかし、だからこそ英寿に神話的な趣を与え、彼の行動に十分すぎる共感を持たせてくれるんですよね。

 

まさに「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ」ならぬ「主人公・オブ・ザ・主人公」。ホント幸せになって欲しいよエース様。

 

 

あと肝心かなめの、バトルシーンもいい!! スゴくいい!!

 

ただ戦っているだけでなく、キャラの持つ戦闘スキルに応じた攻防。特に第34話、ギーツVS仮面ライダーグレア2なんて秀逸!!

 

 

復活したギーツは初期スペックのまま。本来は圧倒的戦力差があるにも関わらず、卓越した戦闘術でチラミことグレア2を圧倒。観ててちゃんと納得できるバトルシーンはホント、たまらんですわ♪

 

 

重々しい緊張感高まる音楽も相まい、死闘感高まる最近の「ギーツ」のライダーバトル。最初に観たかったバトロワ感が後半戦というのは、なんとも皮肉ですがあせる

 

ただ面白くなったのは、最近も最近。直前に行われていた「ジャマトグランプリ」は正直イマイチ。

 

 

運営側が、過去の「デザグラ」上位入賞者を呼び戻し、歴戦のライダー軍団とジャマトの最終決戦が行われるかと期待したのに、まさかの追加メンバー無し。話も大して盛り上がらないし、肩透かし感がハンパなかったですよ...

 

 

でも、いまは面白いんで「オマエはそれでいいや」(アントン風)。

 

デザロワの創始者「スエル」の登場。朽ち果てる寸前の「創世の女神」。そしてすべてを終わらせる「グランドエンド」の発動。

 

あと1、2話で完結してもおかしくない大盛り上がりの「ギーツ」。あとまだ三ヶ月もあるなんて信じられない。しかも、夏映画の公開すら控えてるんですから、いったいこの先どうなるの!?

 

 

 

 

とはいえ、まったく展開が読めない物語以上に、面白いものなんてありません。今後の「ギーツ」に期待大です!!

 

 

 

スピンオフ「ギーツエクストラ 仮面ライダーパンクジャック」にも大満足♪

 

 

満足度 60点 (ここ数話であれば+10点)