祭りが近づいている。そう大きな火祭りが...
それが2023年8月25日発売予定の『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア6 ファイアーズ・オブ・ルビコン)』。
10年ぶり新作アーマードコア(以下『AC』)に向け、幾多の元レイブンが過去ソフトを引っ張り出し、かつての戦場で腕を磨いている事と思います(多分)。
ロートル・レイブン、私ぜろせっともその一人。この度再プレイしたのは『ARMORED CORE VERDICT DAY(以下『ACVD』)』。ACシリーズ第15作であり、『アーマード・コアV』(以下『ACV』)の直接的続編。
本作は初めてオンラインゲームの面白さにハマリまくった、自分の中でもかなり印象深いゲーム。残念ながら、現在はオンライン対戦は不可、シングルプレイのみ。
そんな記憶に残る『ACVD』。ざっくりアーカイブしていきたいと思います!!
(対応機種 PS3/Xbox360 発売日 2013年9月26日)
ストーリー
汚染された地表の環境が回復し、人類はその生存圏を拡大したが、様々な勢力が大規模な戦闘を繰り広げるようになっていた。
中でも「シリウス・エグゼクティブ」「ヴェニデ」「EGF」の三大勢力は、遺失技術が封じられた「タワー」と呼ばれる建築物の所有権を巡り、激化の一途を辿っていく。
ベテランストーカーのファットマン、オペレーターのマギーと組むことになった主人公は、タワーを巡る熾烈な戦いに巻き込まれ、そのイレギュラーな力を戦いの中で示していくことになる。
ストーリー・プレイ感想(シングルのみ)
本作は前作『ACV』のまさにアッパーバージョン。ゲームシステムはほぼ変わりませんが、ストーリー、ゲーム内容は前作不満点の改善結果が随所にみられます。
10話でストーリーミッション完結は前作と同じペラペラッな内容ですが、単調だった『ACV』とは違い、各話ごとにバリエーションを設け、かつエモーショナル的にも熱い展開(死神部隊との共闘・対決。マギーことブルー・マグノリア戦etc)。
主人公も、組織にこき使われるのではなく、報酬のためにチームでミッションに挑むスタンスであり、本来「AC」作品が持つ、プロフェッショナルな傭兵感が感じられ、非常にしっくりきます。
ゲーム内容も、長々とルートを直進していくだけのお使いプレイとは決別。広いフィールドで、様々なシチュエーションを楽しめますので、1チャプターごとに新鮮な気持ちでプレイできます。
この予告、最高過ぎだぜ!!
またオーダーミッション(小ミッション)も、今回は時系列的にストーリーモードと同一。これによりボリューム感が増した気がしますが、簡単にAC戦を選択できる「アリーナ」を用意していないのはマイナスポイント。
そして、本作には大きな追加点。ゲームバランスを根底からひっくり返す存在があります。
そう。それがUNAC(ユーナック)。
UNACについて
UNACとは無人ACのこと。プレイヤーが操作することのないAI機体。
ストーリーに大きく絡むのはもちろん、なんとこのUNACを自分でカスタマイズ、僚機としてゲームに参加させることも可能。コイツがなんとも頼もしい!!
ガンガン敵に突っ込み、アシストどころか敵ACを倒してしまうことも多々あり。ぶっちゃっけ、ゲーム難易度は下がりますが、相棒ACの活躍をみながらプレイするのは何とも乙なもの(その分、修理代も大きくかさみますが...)
このUNAC、機体構成のアセンだけでなく、そのキモはAIロジックを自分でイジれること。
これにより、どんどん賢くツワモノになっていき、自機ACと模擬対戦すると、こちらが撃墜されることもしばしば。
細かな行動設定、アセン、テストの無限ループ。時間消費もハンパなく、次第に我が子UNACの成長を見守っていくだけのゲームになり果てることに...
実はUNACはオンラインゲームのために用意されたもの。対チーム戦(最大4機)のため、一定数のプレーヤーを集めるのが難しい、多くのレイブンたちへの救済案として設けられたワケです。
つまり、いくら成長しても、オンラインサーバーが停止した現状は使い道のない子たち。残念!!(我に返り、強制終了)
今回メインアセンの愛機「エターナル/汎用型2」
再プレイで作成したUNAC「ヒート」&「メタル」
愛すべきUNACたち、我が友と戦った歴戦の日々、そして真のVERDICT DAY については、いつか書き残しておきたいと思いますが、今回はこんなところで。
長々、お付き合いいただきありがとうございました!!
ストーリー満足度 60点
ゲーム(シングルプレイ)満足度 70点