自分はネタバレが非常にイヤなんですよね。
故に観たいと思った作品はなるべく情報はシャットアウト。一生観ることがないような映画ですら(日常系・重すぎ・恋愛モノetc)ネタバレ箇所は必ず避けてしまう始末。
とはいえ、何気にネットサーフィンしててもネタバレがデカデカと見出しに踊ることもあり、そーいうこだわりも難しくなった昨今。
まあ、だったら早く観ろということなんですが。気が乗らないとなかなか...ね。
(´-ω-`;)ゞポリポリ
本作『フロッグ』は数か月前から気になっていた作品。アマプラウオッチリストにて放置プレイ後、突然その存在を思い出し、先日ようやく視聴に至った次第。
結論からいえば...ネタバレ無しで観れて本当によかった!!
※ネタバレ無しの感想ですが、ヒントになることは出ますのでご注意を。
(2019年 上映時間/1時間38分 監督/:アダム・ランドール)
ストーリー
ある街で少年たちが立て続けに行方不明となり、過去に発生した連続少年誘拐殺人事件との関連性が疑われた。しかし、既に犯人は逮捕されていたため捜査は難航する。
一方、事件の担当になったハーパー刑事の自宅では、不可思議な出来事が次々に起こり始める。やがて、一家の一人息子コナーのもとに謎のメッセージが届く。
感想
主人公の刑事は、浮気する妻と反抗期の子供を抱えた、睡眠薬を手放せない中年男。
少年の行方不明事件から始まり、過去の連続少年誘拐殺人事件と関連性を示すかのような緑のナイフ。自宅内で発生するポルダーガイスト現象。そしてフロッグの仮面をつけた謎の男。
ホラーなのかスリラーなのか、はたまた超常現象的要素を孕んだ作品なのか。あちこち翻弄されながら、不穏な空気のなか快調なテンポで進んでいく本作。どんな展開が待っているのか期待は高まるばかり。
これが中盤でいきなり大きく動きます。キャッチコピーの「開始45分後、その恐怖は快感に変わる」というヤツです。
ところが、観ていた感想としては「マジでこんなん!?」。
快感どころかお口アングリ、正直ガッカリのネタばらしオチ。
「はいはい。こーいう話かい」と思いながら、気を取り直して観続けていくと...
「そ・う・い・う・こ・と・だ・っ・た・の・か・あ」
なんと、ゆっくり魔理沙のような物言いになるほどオドロキの展開へ!!
ミスリードにつぐミスリード。散々引っ張りまわされたあげくにたどり着く、一連の真実とラスト。ここまで完璧にやられると確かにカ・イ・カ・ン。「EEEキモチEEE」です♪
...とは言うものの、前半のバラエティに富んだ謎かけが、本作ハードルをハチャメチャ上げ過ぎた感は否めず(無難な着地といえないこともナシ)。
また本作ジャケやタイトルをみると、『ミュージアム』のカエル男を連想しますが、ドギツイ猟奇殺人モノではなく、血みどろショッキングシーンもありません。
最大のミスリードはこの邦題かもしれません(原題は『I See You』)。
満足度 65点