令和ライダー第4作目である『仮面ライダーギーツ』。

 

2022年9月4日からスタートした本作。先日12月11日に第14話が放送され、いまは第1クール終盤戦といったところでしょうか。

 

バリバリの新番組だと思ってましたが、気づけばもう3か月。普通のドラマならとっくに終了しているぐらいの時間が経ってるんですよね~。時が経つのは早いぜ、まったく。

 

本作評価はまだまだこれからですが、4分の1が終わった現時点で自分なりに思うところもあり、ここまでの感想をざっくり書いてみようと思います。

 

 

 

 

  感想

 

第1話に限っていえば、これはメチャクチャ面白かったです♪

 

デザ神候補と呼ばれる謎の3人の男たちの登場。そして、平穏な日常生活に突如と現れるジャマトと呼ばれる無数の怪人たち。

 

しかも、襲われた人々は命を落とし(曖昧な描写にしていない)、初登場したばかりの仮面ライダーシローは瞬殺という衝撃的な展開!!

 

しかも、第1話にしてメインストーリーと思われたデザイアグランプリが終結という、これまた予想を大きく上回る展開。そして主役である浮世英寿/仮面ライダーギーツの圧倒的カッコ良さ。100点満点といってもいい、最高の出来であったかと思います。

 

 

しかし、問題なのは未だ第1話以上の面白さを上回る話が無いこと。第1話が現時点のピークとなってしまっていることだと思います。

 

 

個人的に失速原因は多々あると思いますが、とりあえず大きく2つに絞りますと...

 

 

1.緊張感のあきらかな欠如

 

第1話では恐怖の対象だったジャマトが、なんかありきたりの戦闘員になっちゃってるんですよね。

 

 

襲われれば殺されるかもしれない存在だったはずが、最近ではそのような描写はなくなり、登場人物たちも変身前だろうが平気で立ち向かいます。緊張感もへったくれもありません。

 

またジャマトに殺されない限り、失格しても記憶を消されるだけという、非常にぬる過ぎルールにも辟易。

 

いま登場しているライダーたちが死ぬかもしれない。第1話で感じた、そんなヒリヒリ感を味わいたかったのに、その後はセーフティーネット張りまくりですからね。

 

これにより、誰が生き残るのかという番組スタート時の興味が喪失。ライダーたちのデスゲームという期待も剝がれてしまいました。

 

 

2.登場人物のキャラクター性の薄さ

 

個人的にはここが大きいと思ってます。ハッキリいって浮世英寿/仮面ライダーギーツ以外のキャラの魅力が無さすぎ!!

 

誰が勝ち残るかというテーマであれば、群雄割拠のキャラ配置にすべきだと思いますが、ディケィドやカブトのような「俺様かつ実力者」のギーツに勝てそうなキャラがマジで皆無。戦闘力の差はまるでドンブラ、キャラ個性も平凡揃いのメンツです。

 

特にライバルキャラであるべきはずの吾妻道長/仮面ライダーバッファの薄っぺらさにはもう...

 

 

 

 

何度もデザイアグランプリに参加している古参ライダーのはずが、戦術的・人間的に何の成長もしておらず、未だギーツにギャーギャー噛みつくばかり。

 

なんだか、前作リバイスのさくらを思わせるヒスっぷり。ライダーとしてのルックはカッコよくても、とてもギースのライバルたる器はみられません。

 

とはいえ、晴家ウィン/パンクジャックのようなキャラクター性が強く、いい立ち位置(ギーツの敵から共闘)のライダーも出てきました。これからまだ隠し玉は多数あるとは思いますが...

 

 

  今後の期待

 

運営側のギーツ脱落を目論む暗躍、徐々に明らかになるデザイアグランプリの真相、そしてゲームマスター/キロリの仮面ライダークレアへの変身など、ここにきてようやく面白くなってきました。

 

 

 

 

そして、冬映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル』にはなんとあの『仮面ライダー龍騎』がライダーバトルに参戦という激アツ展開。待ち遠しいぜ、まったく!!

 

本編も、本作メインライターは『仮面ライダーエグゼイド』『仮面ライダーゼロワン』の高橋悠也氏ですので、ここまではあくまでタメ期間。これから怒涛の展開が待っているものと期待したいと思います。

 

 

 

現時点の満足点 50点