ビッグフットとはアメリカ合衆国で

目撃されるUMA(未確認動物)のこと。

 

本作『イグジスツ 遭遇』は若者グループがこのビッグフットに遭遇してヒドイ目に遭う、POV形式の映画です。

 

監督はこの手の映画の元祖と言っていい、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルド・サンチェス。

 

POVは苦手な方も多いと思いますが、個人的には大好物なんですよね。

 

自分視点のカメラに向かって、

 

来た来た来た!!

 

みたいな眼前に迫ってくる恐怖、臨場感が病みつきになります♪

 

このビッグフットはどこまで驚かせてくれるのでしょうか?

 

 

(2014年公開 上映時間/1時間20分 監督/ドゥアルド・サンチェス)

 

  ストーリー

 

テキサス州ビッグシキット保護区に、バカンスを過ごそうと5人の若者たちが訪れる。

 

夜道を運転中に何かを轢いた彼らは、正体を確かめようとするが、血まみれの動物の毛が車に貼り付いていただけで何も見つからない。

 

コテージに着いた彼らは、気を取り直し大自然を満喫しようとするも、突如現れた毛むくじゃらの巨大な怪物に襲われてしまう...

 

  感想

 

正直、それほどPOV感は感じない映画です。

 

若者たちがハンディカメラやヘッドマウントカメラなどを使って撮影したという作りではありますが、ほぼ劇映画です。

 

とはいえ、ビックフットが自転車と並走したり、迫るビックフットから逃げる場面ではヘッドマウントカメラの効果もあり、それっぽくみえて楽しかったです♪

 

ただ、ビックフットの暴れ方がイマイチ足りないんですよね...

 

人間離れした怪力はありますが、せいぜい人を放り投げたり、殴りつけたりする程度。

 

顔を噛みちぎるとか、腕を引っこ抜くぐらいすれば、「コイツに捕まったらマジヤべぇ!!」とかなりコワい映画になったと思うのですが。

 

とはいえ、テンポ良くサクサク進みますし、1時間20分で終わるので気軽に楽しむことが出来ました。

 

当然『クローバーフィールド/HAKAISHA』」や『REC』等で味わった、あの最高の臨場感を味わうにはほど遠い出来です。

 

ただ、創意工夫で低予算作品をうまく仕上げている感じはけっこう好みです。

 

 

満足度 50点